スペックではなく、「体験」「価値」「楽しさ」を伝えることが、たった1冊で学べる藤村正宏氏の本 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

スペックではなく、「体験」「価値」「楽しさ」を伝えることが、たった1冊で学べる藤村正宏氏の本

 

ビジネスの世界にもSNS活用の効用が謳われ始めてから久しいですが、やはり結局は成功している人がほんの一握りで、大多数は努力してもうまくいかない人が多いのではないでしょうか?

 

いったい、成功している人と何が違うのか?

 

そんな疑問を持ちながら図書館をブラブラしていると、その答えが書いてありそうな本を見つけたので、今回は過去記事に引き続き「エクスマ」の藤村正宏氏の本を取り上げます。

 

(p.4、267)

・「モノ」じゃなくて「コト(体験)」を売る

・「ライフ」じゃなくて「ライフスタイル」を売る

「スペック」じゃなくて「意味」を売る

(例…学校の先生)

・「モノ=勉強」の代わりに「体験=笑顔」

・「売る=教える」の代わりに「売る=提供する」

・2つ合わせて「勉強を教える」のではなく、「笑顔を提供する」

 

(p.11)

見ず知らずの人からはモノは買わない時代

・人は、似たようなモノを買う場合、関係性の深いほうでモノを買う

・それが究極まで到達すると、必要なものはすべて知り合いから買う時代になる

 

(p.23、203)

真の「営業力」とは?

「売る力」とは、あなたのお客様に、あなたの商品を自然に欲しいと思わせる事

・そして、無理強いしないで買ってもらうこと

今の時代は、いきなり買ってもらうことを考えるより、あなたの見込み客になりそうな人と、関係性をつくりだしてから買ってもらった方が、よく売れる

先ずは自分を好きになってもらう

・自分の商品や店、会社を好きになってもらう

・お客様と「つながり」、その「つながり」を拡散していく

そのためにはどうしたらよいのか?

・気前よく役立つ情報や興味深い情報を発信して、お客様とコミュニケーションをとって、共感を得る

何の規制も無い、会員制でもない、出入り自由のコミュニティを、自分のSNSを中心に作る

・コミュニティが自分に合わないとか、飽きたと思ったら、出入り自由

・「来るものを拒まず、去る者は追わず」

排他的でもなく、意図的な選別や圧力も無い心地よさがある「ゆるやかな、軽やかな関係性」

・会費や会員証は存在しない関係

 

(p.35)

誰が発信しているのかによって、信頼度は変わる

有名人の推薦や、製品をCM等で自画自賛する企業の情報を真に受ける人は、もはやほとんどいない

仲のいい人、好きな人、尊敬する人、支持賛同している人、応援している人からの情報こそ信頼度が高いと判断する

 

(p.37)

「お客様」と「お友達」

・これが繁盛する会社や店の特長になる時代

 

(p.49)

お金を支払っていなくても「既存客」

自分のブログやフェイスブック、ツイッター、インスタグラムの発信を毎日見てくれるファンがいたとしたら、その人は既に「既存客」

ブログやフェイスブックの情報=「商品」

 

(p.55)

どこにでもある業態を掛け合わせることで、他には真似できない独自の価値を作る

・(例)薬店×カフェ×占い師×心理カウンセラー

 

(p.60)

「独り言」ではなく、「誰かのために役立つ」情報を発信する

・自分が言いたいことではなく、お客様が知りたい事を発信する

(例)

単なる「AからB地点に移動中」だけではなく、「僕の足だと普通に歩いて4分かかりました」という1文を付け足すと、『情報』としての価値が出てくる。

「SNSでの発信は、誰かに価値のある情報にする」ことを意識

・3回に1回程度でもよい

具体的な数字を使うと、普通のツイートが「情報」に変わる

・「自分だったら、どういう情報があればよいか?」を考える

(例)ランチ写真の投稿

・その店がどこにあるのか?

・どういうお店なのか?(例「今時珍しい、全席喫煙できるレストランです」)

・何がおススメなのか?

(例)観光地の情報

・どういう交通機関を使えばいいのか?

・どこが見どころなのか?

(例)ブログのリンク集

・読んでいて面白い、役立つな、重要だなと思ったブログがあるなら、自分の感想やコメントを付けてリンクして紹介するだけでも価値のある投稿になる

 

(p.71)

自分にとっての「当たり前」の中には、他人から見たら「目からウロコ!」の情報もあるかもしれない・・・

(例)クリーニング店主のブログ

・黄ばみを落として元に戻す方法は、「60℃のお湯をバケツに入れ、その中に洗剤と漂白剤を溶かしてシャツやブラウスを30分以上漬ける。その後、漬け込み液ごと洗濯機に入れて他の洗濯物と一緒に洗うと良く落ちる」

 

(p.73)

「つながりの経済」の時代のビジネス、「結果」より「過程」が重要

・「儲ける」のではなく、結果的に「儲かる」

 

(p.82)

お客様には元々ニーズは無い

まったく興味が無かったことでも情報を届けることで、欲しくなる

・情報は多ければ多いほど、興味を持ち、もっと知りたいと思い、そこに共感が生まれ、手に入れたいと思う

 

(p.104)

人々は自分が売る商品など欲しくない

ただ「××」したいだけなのだ

それによって「〇〇」な生活や人生を手に入れたいと思っている

※当方ブログの場合「××」は、快適なお散歩・・・「〇〇」は開運や幸運

(例)ミシュランの事例

人々は本当はタイヤなんか欲しくない

ただ安全な車に乗りたいだけなのだ

それによって「車で移動できる素晴らしい人生」を手に入れたいと思っている

タイヤだけじゃなく、レストランガイド(ミシュランガイド)という商品を作る

 

(p.106)

商品以外の価値

・行くだけで面白い

・行くだけで癒される

・空間が豪華

・問題解決につながる

・楽しい店員さんがいる(接客)、など

大事なのは「売り込まない」こと

お客様=お友達だと思え

 

(p.112、204、223)

お客様を選べ!

自分の発信に共感してくれるお客様だけを相手にする

・お客様を明確にすると、安売りの不毛な競争から抜け出すことが可能になる

・たくさんの人に買ってもらわなくてもいい

・お客様の幅は狭くてもいい

大好きなお客様とだけ繋がればOK!

・自分の商品を、どういう人に買っていただくのか?

・その人たちに、どういう価値届けるのか?

いいお客様とだけお付き合いする

・結局はそういうところが繁盛している

「いいお客様」=「自分の事が好きなお客様」

自分の事が嫌いなお客様とは付き合わなくてもいい

・値引きを強要してきたり、揚げ足をとってきたりするお客様には、常に厳しい姿勢で臨む

お客様が店を選ぶように、店側もお客様を厳選し、コミュニティの秩序を保つ

・お客様を選ばない店は、お客様からも選ばれない

 

(p.118、228)

ブランドの構築とは?

たくさんの顔の見えないお客に買ってもらうより、価値を認めてくれたお客様に買ってもらう

・お客様を選ぶと、お客様からも選ばれるようになる

・「思い」を伝えると、お客様は素直に返してくれる

好きか嫌いか?

・ロジックよりも、直感

何度も利用してくれるお客様でも、イヤなお客や非常識なお客は大切にしなくてもいい

 

(p.139)

どんなに普通の事も、突き抜ければ価値になる

・誰もができることを、誰もができないくらいやると「価値」になる

・今の時代は、手間のかかることでしか、人の心を動かすことはできない

 

(p.148)

今までと違う仕組みを考える

・今までと同じやり方では、前に進まない

自分の価値に気づく(スペック以外の個性)

・それを発信する(ブログ、SNS、ニュースレター、手紙)

交流する(発信以外に、実際に交流する)

これをひたすら繰り返す

 

(p.149)

値段の高い商品が売れない理由

・高いほうを選ぶ理由がわからないから、低価格のモノが売れる

高いほうを選ぶ理由を、お客様に教えてあげる

※寿司屋さんの事例(引用)

 

(p.173)

ブログやSNSに、自分の好きな事や趣味を積極的に発信する理由

同じ趣味の人は、通常の3倍のスピードで仲良くなれるので、関係性を作りやすい

・たくさんの人たちと継続的でゆるやかな関係を作り出すのがSNSの目的

・そのゆるやかな関係性の中から、ファンやサポーター、伝道師になってくれる人を作り出す

「共感」

 

(p.196、216、247、259)

人は暗い所より、明るくて楽しいところに集まる

楽しさでたくさんのお客様と「つながる」ことが個性になり、価値になっていく

・迷った時は楽しいほうを選ぶ

・自分が「面白い」「楽しい」って思ったことをやってみる(「遊び心」で考える

・「仕事のような遊び、遊びのような仕事」

 

(p.199)

仕事と好きなことを掛け算して考えていく

・好きな分野を追求することで、他に代わりのない自分の個性になる

・そんな仕事観を持つことが、変革の流れに飲み込まれず、「個」を発信し続けるコツになる

(例)

・大河ドラマでビジネスを語る税理士

・サッカージャーナリストの美容師

・クラッシックギターを生演奏するレストランの店長

 

(p.206)

お客様の質は、自分が発信する情報の質で決まる

自分が仲良くしたいと思う人が好む情報を発信する

 

(p.249)

思わず検索したくなるネーミングを使え

スマホとSNSの時代は、わけのわからない横文字のネーミングは不利

・大繁盛する美容室の事例「美容室秘密基地」

 

(p.252)

お客様は「店とは友達になれない」

・個人としか関係性を深められない

・SNSは、お客様になってほしい人がたくさん使っているメディアで発信するのが鉄則

 

(p.254)

「新規客」という概念が無くなる?

・つながることでしか売れない時代

不特定多数ではなく「特定少数」を目指せ

・「つながる」=連鎖的に拡散(つながらなければ売れない時代)

 

(p.260)

インターネットの構造変化

・「コンテンツを見ている時間」よりも、「知り合いや友達とコミュニケーションしている時間」の方が長い(いいね!、コメント、リツイート、自らのツイート、LINEなど)

 

(p.262)

発信するときに意識すべき点

有益な情報を「親近感」のある立場で発信

役立つ情報を一方的に話すのではなく、雑談の部分を面白くする

 

(p.263)

複製できない者が価値になる

・なんでもコピーできる時代は、ライブの価値がますます高まる?

 

(p.279、283)

SNS上で影響力を上げる3つのポイント

1.「これって役立つの?」「これって面白い?」「これは好きかなあ?」・・・いつも第三者的な目線で自問自答しながら、明確な対象(誰か)に向けて発信

2.継続的な発信

3.「情熱」を惜しみなく出して発信

目の前のお客様をひたすら喜ばせることを継続する

・目の前のお客様のために、自分が今できることをやる(結果的に商品が売れる?)

 

(p.285)

「客」という概念が無くなる近未来の世界

・お客様は世の中にいない

・自分の商品を買ってくれる人はすべて「お友達」

・実際に会って、遊んだり、飲んだり、楽しんだりしているうちに、商品を買ってくれるようになる

 

いかがでしたか?

今回は、「エクスマ」の藤村正宏氏の本を再び取り上げてみました。

 

藤村氏によると、今後のビジネスで成功するためには、協調や調和がテーマになってくる・・・

 

すなわち、誰かと比較しなくても、戦わなくても、成功して豊かな人生を過ごすことができる・・・

 

たくさんの人とつながり、自分らしさを出してコミュニケーションを楽しむことが、これからのビジネスの潮流になると、今回ご紹介した本の最後に締め括っています。

 

しかしながら、本ブログ管理者も含め現実には、実際の対人コミュニケーションが苦痛でSNSのようなネットの世界だけで活躍している人も多いのではないでしょうか?

 

実際に当方ブログの現状を赤裸々に申し上げますと、今回ご紹介の本における文中(p.284)で取り上げられた「上手くブランド化できない4つ理由」のうち、3つもNG該当してしまいます。

1.まだまだ発信が足りないのか?→〇

2.伝えたいことを見つけていないのか?→△

3.つながっている人が少ないのか?→×

4.ちゃんとコミュニケーションしているのか?→×

 

まぁ、仕方がありませんね・・・今できる範囲内から「目の前の読者が喜びそうな楽しいこと」をなるべく選びつつ、今後も記事展開を継続していきたいと存じます。

 

最後まで長い記事をお読みいただいた方には、深く感謝申し上げます。

ありがとうございました!