洗面器で食べるラーメン??・・・「永福町系」とは、何か?
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永福町駅(えいふくちょうえき)
1933年(昭和8年)8月1日に開業した
京王電鉄井の頭線(渋谷起点6.0km地点)の駅。
2016年度の1日平均乗降人員は32,578人。
宮城県黒川郡大和町生まれで晩年を東京都杉並区で過ごした彫刻家・佐藤忠良の女性像彫刻作品である「冬の像」が改札外に設置されている。
(東京都杉並区永福2-60-31/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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永福町駅には屋上庭園がある♪
2011年(平成23年)3月23日に駅舎の橋上化を完了し、
駅ビル「京王リトナード永福町」が開業。
改札口コンコースは駅ビルの2階にあり、
屋上へ昇る途中の3階にもテナント店舗が入っているようだ。
(東京都杉並区永福2-60-31/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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屋上庭園からの眺望
駅周辺は住宅地である。
線路と直交する永福通りには多くの商店がある。
東京都杉並区永福1~4丁目の
平成22国勢調査データに基づく人口密度は120人/ha。
隣接する(後述の大勝軒がある)和泉3丁目の人口密度は、
同データによると145人/haである。
(東京都杉並区永福2-60-31/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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永福町駅の今昔
杉並区立郷土博物館展示資料と、当方撮影現況との比較。
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駅北側には
行列のできるラーメン店として有名な永福町大勝軒がある。
遠景には新宿副都心の高層ビル群が視界に入る。
(東京都杉並区永福2-60-31/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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永福町大勝軒
永福町駅から123m北側の井の頭通りを挟んで向かい側。
営業時間 11:00~24:00
席数 23席 (カウンター13席、テーブル10席)完全禁煙。
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大勝軒と言っても、東京都内では大きく分けて、「①東池袋系」「②中野・代々木上原系」「③永福町系」「④人形町(日本橋)系」の4系統が有り、
このうち①と②はいずれも荻窪の丸長を源流とし、
最初に②が丸長から独立し、さらに②から①が独立したもの。
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本記事で紹介するのは③の系統で、
草村賢治氏が昭和30年3月4日に中華麺の製造卸・草村商店からの独立・独学開業で、そこからの派生した修業してのれん分けを受けたお店(保谷、狭山ヶ丘、毛呂、東岩槻、一ノ割、増戸、東川口、日吉、三鷹などの店)が「永福町系」に分類される。
最も知名度の高い東池袋系(①)とは全くの別物である。
(東京都杉並区和泉3-5-3/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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まるで洗面器のような大きい器
基本メニューが1,130円で
麺2玉(290g)入りのボリューム。
煮干の効いた出汁の香りが食欲を誘う♪
古くからのリピーターの間では「
1年に5、6回の「味変え」をするので常連でも飽きないのだとか。
(東京都杉並区和泉3-5-3/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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細い縮れ麺
煮干しは片口イワシ、うるめイワシ、アジの煮干しなどを使用。
節と煮干しで1日65kgも使うという。
チャーシューは、栃木の芋豚。
背脂は庄内豚と栃木産せせらぎとブランド豚を使い分け、
ネギは高級で知られる千住ネギを使用。
スープが冷めにくいようにラードの皮膜が覆う。
ラードは高級なオランダ産カメリアラードを使用。
メンマは
最上ランクの乾燥メンマを日数をかけて丁寧に戻している。
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席が空くとふきんで表裏の2度拭き。
一度使ったふきんはすぐに洗濯に出すのだそうだ。。。
徹底した品質管理が大勢の固定客を掴んで離さない秘訣か。
(東京都杉並区和泉3-5-3/本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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永福町の地名由来は「永福寺」
永福町駅の南側、世田谷区との区界付近にある。
(東京都杉並区永福1丁目にて本ブログ管理者2018.1.21撮影)
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永福1丁目の今昔
昔はこの辺り一帯は畑地だったようだ。
現在は高級住宅地になっている。
外国車が停まっているガレージの家が散見される。
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杉並区立郷土博物館展示資料と、当方撮影現況との比較。
(東京都杉並区永福1丁目にて本ブログ管理者2018.1.21撮影)