今回は、当ブログでこそ、取り上げて記事にしたい類いのテントです。
Greenstage は知っている方は知っている、でもあのお店に行かない方は知らないのでは?・・・・・・・あのドン・キホーテが専売しているアウトドアブランドですね。
ディスカウントショップでもオリジナルブランドが出ているのは、それだけキャンプ用品のマーケットが大きくなったということでしょうか?
多分、販売されているテントの中でも最も安価な部類のテントだと思います。
安物といった揶揄する言い方をされがちですが、ソフトハウスであるテントは高級幕といえど布で囲まれている点では変わりがありません。
3匹の子豚のわらの家より、暑さ寒さを防げません。
というか、テントは雨、風を防ぐ道具ということですね。
このGreenstage のコンパクトドームは廉価幕にありがちなボトムにPEシート(ブルーシートと同じ素材)が使われています。
ボトム寸法は2x2mで、80年代頃からノーブランド品として、また一部ブランドからも最廉価幕として販売されていたスペックのテントと同様の類のテントです。
当ブログでは、積極的にこの類のテントを記事にしてきました。
価格的に入手しやすいので、何時の時代でもこのようなレジャー用テントの需要があることがわかります。
ただ、この製品はさらなるコストダウンのためか、ポールがFRPでも私が見たことがある中で最も細いタイプが使われています。
それゆえ、曲がりはしなやかになるのですが、強度や耐久性はどうなのか、ちょっと不安を感じました。
そしてフライに張り綱を張れません。
張り綱が必要な状態で使うことは想定していないテントと言う事ですね~。
この点をよく踏まえて使うのであれば何ら問題なく使えると思います。
しかし、私のような変人は、この低スペックなテントを悪天候時でも使う方法を苦心します。
もし、この類のテントで長期の旅にでるのであれば、様々な天候に対する対策が必要になります。
いえ、必要に迫られるので必然的にスキルが身に付くんですけど・・・・・
かなりの雨量であれば、フライの内側にビニールシートを挟むとフライ上部からの漏水に耐えられますし、3x3mのタープで過保護張りしてあげると、豪雨にも耐えられます。
FRPのポールを少し太いものに変えるのもひとつの方法ですが、少しの風であればタープクランプでフライの四辺を張り上げると少し風に抗えると思いますし、フライの中でポールがクロスしている部分から四方に張り綱を張ることでさらに少し抗えます。
太いポールが手に入ったならば、細いポールも利用してジオデシック風にポールを組むことも可能ですね。
もうこんなふうに、手を加えて使うのがたまらなく面白いですね。
そして、高スペックのテントやスペックが劣化してきたテントにもこのような対策は有効です。
ただ、これらの方法にも限界はありますから、限界を見極め、越える前に撤収を決断するスキルは一番に身に付けたいものです・・・・・