Dunlop R-208 |  キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき

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   旅が好きです。旅の手段、目的、楽しみなどに関わる諸々に興味を持ってきました。
   ここではキャンプ道具という枠で投稿するつもりですが、脱線話もお許しください。(^^)
仕事部屋、兼倉庫からのつぶやきです。

過去にDUNLOPのR-207について数度、記事にしています。

 

 

 

R-208は1999年にR-207の後継機種として登場しましたが、R-108、R-119とともに、DUNLOPが永らく販売していたダルセットシリーズ(R品番)そしてウェッジタイプのテントの最終モデルとなりました。

 

 

 

90年代のオートキャンプブームの終焉によりDUNLOPはレジャーラインのテントから撤退し、会社の形態も変更して生き残りをかけました・・・・・・・というお話は何度も述べておりますね。汗)

 

この頃、当方はキャンプ道具沼にすでにはまってしまって、派手にもがいていました。

でもこの頃R-208は現行モデルだったんですね。時の流れとは早いものです・・・・・・・






背に十字になるよう設置された部材が、プラスチックからジュラルミンに変更されました。

 

今回記事にするR-208 は2000年のDUNLOPカタログに掲載している製品と一緒のカラーです。

モデルチェンジした1999年と違うんですよ。

なのに1998年度のR-207とカラーが一緒なので一瞬使い回しか?と思ってしまいました。

 

R-207とR-208 の違いは外見上見分けるのが難しいと思っているのですが、カラーまで一緒だと普通見分けられないですよね。

 

R-207 の記事にてR-208 のフライは生地の織りが違うと述べましたが、正確には1999 年度に販売されたR-208は1998年度のR-207 と同じ織り(ポリエステルタフタ)でしたが、2000年度のR-208は違う織り(ポリエステルリップストップ)に変わりました。

それなのに、2000 年度のR-208 は1998 年度のR-208 とカラーが同じというなんともよくわからない変更ですね。

え~と、何言ってるか分かんなくなるくらいややこしいので、正しく伝わっているかなぁ~。汗)


インナーテントは、白からベージュとなり、識別しやすいです。

 

R-207 のフレームはずっとジュラルミンアルマイト加工とカタログに記載されていました。R-208 になってから6061ジュラルミンアルマイト加工へと変更されました。

なぜこの点が気になったかというと、R-207 のフレーム・・・というかダンロップテントのフレームの多くは表面が艶消しになっているモノが多いのですが、R-208 は他ブランドで多く見られる光沢があるタイプに変わっていたからです。




ジュラルミンの種類が変わったからなのか、アルマイト加工が変わったからなのか、フレームの製造メーカーが変わったからなのか、想像することしかできませんが、まあこんなことを想像して楽しんでる自分は変人だなぁと思います。

ダンロップテントだけではありませんが、フレームの素材表記はジュラルミンの番号を明記している場合と明記していない場合があります。

できればすべて表示してくれると、テントの設計思想も見えてくるので嬉しいのですが・・・・・・・

 

すみません・・脱線しました・・

 

R-208 とR-207 の変更点についてでした。

幕体を付き合わせたわけではありませんが、幕の外寸に変更はないと思います。

先に述べた通り、2000年度のR-208 はタフタより引き裂き強度が強いリップストップ織りへ、フレームも多分ですがジュラルミンの種類が変わり光沢がある表面のものになりました。

もう一点、フライとインナーが接触しないように設置する為の短い1本のポールがあるのですが、R-207 を含めこれまではプラスチックの棒でした。R-208 はこの部材がフレームと同じジュラルミンとなりました。

 

あれこれ、重箱の隅を突つくようなことばかりでしたので、基本的にはマイナーチェンジレベルの変更でした。

しかし、今まで述べてきたように、会社組織が変わる頃のモデルチェンジは単純なモデルチェンジではなく表には出てこない様々な変更がおこなわれていたことは想像が容易く、90年代前半頃の派手なモデルチェンジとは大きな違いがあるでしょう。

 

そして00年代前半にはR-208 を含めてダンロップテントはレジャーラインのテントから撤退し会社形態も変更して生き残りを・・・・・・・・・・・・って最初に戻ってしまいました・・・・・・・汗)