Dunlop R-611 |  キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき

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   旅が好きです。旅の手段、目的、楽しみなどに関わる諸々に興味を持ってきました。
   ここではキャンプ道具という枠で投稿するつもりですが、脱線話もお許しください。(^^)
仕事部屋、兼倉庫からのつぶやきです。

前回の記事では色々間違いがあり申し訳ありませんでした。

調べも甘く、お恥ずかしい限りです。

 

今回は間違えるきっかけとなったR-611 を記事にします。

この製品を直ぐ記事にしなかったのは、調べるのが大変だからです。それゆえ、少しずつ調べてその変遷を探りました。

 

 
 
 
 
 
 

 

このモデルは80年代中頃販売されていたOTR-6601あたりがルーツなのではないかと思います。

OTR品番はダンロップの登山用テントをベースに作られたそうで直ぐ後、R品番へと変わります。

OTR品番は6の後の数字が収容人数を表すようでOTR-6501は5人用、OTR-6601は6人用でした。

1988 年頃、R品番表示へと変わりさらに数字も最初の6という数字が省略され、今回のR-611 が世に出ます。R品番から数字の最初が収容人数を表すことなります。

 

このモデルはダンロップのモデルには珍しいフライ用のポールとキャノピーを有しキャノピーポールも付属しました。

すでに、90年代以降に流行った大型ファミリーテントの仕様の先駆けでした。

尚、フライポールの素材に注目です。

H型フレームはアルミ合金ですが、フライポールはFRPです。ここだけFRPにした理由を知りたいですね。

キャノピーポールはアルミ製です。

 

 

※参照 

 

 

 

ちょっとややこしい話ですが、90年代に入ると今まで登山用テントの基準で収容人数を表示していたダンロップでしたが、JIS 規格に合わせた表示へ変更します。

R-611は4人用へと変わりました。

R-611とサイズが微妙にことなるR-617、R-618も4人用として販売されましたが、1995年頃までの販売となりました。90年代以降に新しく販売されたR品番モデルは基本的には最初の数字が収容人数となっています。

 

ふう~・・・・・・R品番のモデルはモデル数も多いのでややこしいです。

しかし、登山用から派生したモデルですから、居住性は狭くとも悪天候下では、絶対的な信頼がおけるモデルだったと思います。

合わせて、このモデルのように後部の換気窓がレトロチックで、私はとても好きなモデルです。

また、台湾製のモデルはシームテープも防水加工も劣化があまり感じられないので尚更です。

90年代以降、中国製に変わってから、シームテープの質が変わり防水のコーティングの経年劣化が顕著となります。

 

とても良い時代のテントだと思います・・・・・・