「君のおかげで本当に楽しかった。」
アパートメント土曜日更新、「死神のランチ」という話を載せました。
ぜひご覧ください。
少しずつ、話は繋がる。
一週目「雨がふる日もいい天気」
二週目「誰もいない星の花」
三週目「アルパカみあげる」
四週目「死神のランチ」
次回は、またあの子が出てくる。
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ご飯たべないと生きていけないシステムやべえなって思ったのは
確か保育園に入るぐらいの頃で、
わりかし体が弱くて親を困らせていたのでいつも申し訳ない気持ちだったんだけれども
ごはんたべないとおおきくなれないよと言われて
とはいえ食べるだけで疲れちゃって、んで食べ物ってなんだろうって考えると
あー全部生きてたやつだ、って気付いた時のあの感覚
誰かに死んでもらわないと自分を維持できないあの感覚は
どうやって生きるか、そして死ぬかをジリリと考えさせた。
「一人じゃないよなんて事は言えないけど、俺もおまえも同じように一人だとは言える」
っていつか好きなバンドマンが言ってた。
花輪くんも永沢くんも同じ事で頭をかかえてるかもしれないし、
そんな感じで、今日もセブンイレブンは24時間やってるし
僕は深夜にまたしても塩味のポテトチップスをたべてしまった。
余計なことは考えないほうがいいけど余計なことを考えてたおかげで、
良くも悪くも今にいたる訳で、特に良い方を近頃感じる。
ああそういうこと考えちゃうよね俺もある、って仲良くなれた人達を思うと。
なんつーかあれだ、たのしい。
ミルクコーヒーを台所で飲んで僕は、
5月の寒い夜の公園や
先日の電話での恐竜の話をぼんやり思い出していた。