「黒い紙に色を塗るススメ」実践編。
あくまで僕の描き方ですが、参考程度に。
黒い画用紙A4サイズを用意しました。
わりかし僕の定番の大きさです。ほら最初は真っ黒。
はじめに大体の輪郭線を白で描きます。
消しゴムで綺麗に消えるものではないので気をつけながら
とはいえ後でどうにでも変えるつもりで、おおざっぱに描きます。
こんなかんじ。
ちなみに色鉛筆の下に装着されているのは「ペン軸(ペンホルダー)」というもので
これがあると削りすぎた色鉛筆が短くなっても持ち方が不自由にならず、描きやすいです。
そして服や顔の色をまず単色でぬります。
このあたりから、
結果的にどういうグラデーションにしていくか気にしながら色を置きます。
塗る、というより線の集合と思いながら色の流れを作ります。
結構暗めの紫を選んだつもりが、背景が黒のため想定より栄えました。
よくあることなので、柔軟に計画を変更しながら。
人の顔に色を塗り始めました。
光の具合をあらわすために色の差をつけますが、
サーモンピンクからいきなり白を重ねると少し強すぎるので
薄めのベージュで様子をみて、
今回は効果的にしたい部分だけ白を塗りました。
だんだん光の具合が出来てきました。
あたらしい試みとして、今作ではボールペンをところどころ混ぜて
線の境目や、鼻下の影や、服の布っぽい感じをあらわします。
意外と相性がいいみたいです。
人物の服や全体像が大体できました。おお、予想よりおだやかな印象。
次に人にあわせて地面や影を描きます。
適当に描きがちな部分ですが、ある意味もっとも遊び心を出せるところなので
石や土の色で絵全体のバランスを調整することもできます。
背景に雲を描きました。
黒画用紙にはインパクトをもたらすいい材料になります。
画面右と左で、同じ白でも色鉛筆の種類をちがうものにしました。
左側はあえて色ののりにくい物を使い、明暗を表現。
完成に近付いてきました。
これでほぼ完成。
月を描いて紙面が引き締まりました。
雲に色をのせて遊びます。まとまりが出てきました。こんなかんじ。
「おいらを描いたらこんなに色鉛筆がちっこくなっちまったよ。」
完成。
色の点を置くだけでも黒い紙の場合とても印象を変えるので
光をばらまくように楽しむのでした。
◆ボールペンとコピックで絵を描く
http://ameblo.jp/campanella99/entry-11209259732.html
◆ボールペンで絵を描く
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