今回はふつふつと思っているドラマ真昼の月の事をまとめてみました。
内容が重いため無理だなと思う方は戻って下さいませ＜（＿）＞
私は高校時代、学校の図書館に年間の新聞が本に
まとめてあるのが何冊か置いてあり
1996年の年間版を見返しておりました。
真昼の月は、八木プロデューサーがこのドラマは難しいのではないかと言っていたそうですが、脚本家の遊川和彦さんが良いドラマが書けそうな気がすると言ったのでチャレンジし、取材や準備に何ヶ月も時間をかけて台本も毎回医療の担当の先生にチェックしていて貰っていました。(当時のテレビ雑誌より)そして真昼の月の放送当時の新聞を見返してみるとテレビ番組投書欄には「私怒っています」と題した怒りの投書、真昼の月の番組への批判が多々ありました。
新聞はどこの新聞会社か忘れましたが、それほど投書があるという事は、映像、演技がいかにリアルで鮮明で強烈だったのかというのが伝わってきました。あの第一回の最後の場面がなければドラマは展開していかなかったと私は思っています。
人の考えは変わることもあると思うんですけど、映画ホワイトアウトが公開された当時ぴあ出版「ドキュメント織田裕二」と言う写真集と過去の織田裕二作品について本人がコメントしているのをまとめた1冊の本が発売されておりました(2000年位かな？)
真昼の月に対して織田裕二さんのコメントがあって、「レイプされた子を助けることなんてできないと思った。第一回は良かったんだけどね。」みたいなことが書かれていました。当時子供だった私はショックを受けまして。大人になった今は、ドラマみたいなハッピーエンドになることは、現実難しいと思うし、人間好き嫌いありますし、色々な考え方があるので、「そういう考え方なんだな」と思うのですが。
真昼の月終了から数年後に織田さんGESTのうたばん(TBS系)にて過去TBSドラマ作品を振り返るコーナーで真昼の月が流れたのですが、その時の織田さんの音声を消されていましたが「これ重いんだよ(もしくは)暗いんだよ」と口を見ると言っているように見えました。それを受けたSMAPの中居くん(音声入り)は「一杯やっていると(ドラマ)好きも嫌いもありますからね」となだめるように言っていました。中居くんのおっしゃっる通り好き嫌いは誰でもありますから。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
ただ、織田裕二さんご本人が現在、どう思われているか分かりまぬが。。。今のこのご時世でこの難題に挑んでいるドラマがほとんどなく、それゆえぜひとも機会がありましたら是非再放送していただきたいなと思っております。
主演のもう一人、心の傷を負った舞永を演じる常盤貴子さんは、角川書店 ザテレビジョン大賞10周年記念ムックのウィナーズスペシャルメッセージのインタビューに対して「例えば連ドラは流れていくものとして作るところに良さがあると思うんですよ。…（中略）
でも同じように頑張っても、映画は評価されて残るのに、テレビドラマは残らない。どうしてだろうって真昼の月の頃特に思っていたんです。
私はレイプされた女の子の役で、みんなから田中裕子さんの映画「ザ・レイプ」(82年)を見るようにと勧めらたが今後、レイプされた女の子の役を演じる女優さんがいたら、きっと誰もが「ザ・レイプ」を勧める。この映画は素晴らしいけれど、私も頑張ったのに「真昼の月」は認めてもらえない。それはドラマだからなのかなって。
この時に最優秀主演女優賞をいただけた事は、自分の誇りを認めてもらえたようで嬉しかったし、もしかしたらドラマも残っていけるのかもしれないと思えた。」
と、当時30代の時は常盤貴子さんが語っておりました。ほんと芯をしっかり持っている人だなぁとインタビュー記事を見て思いました。この記事を読んだ時は嬉しすぎて、言葉にならなくて、常盤さんの口から真昼の月がこうして何年も経って出てくるのは貴重だなと思いムック本を購入しに家から飛び出すように自転車を走らせた記憶があります。
今回のブログの記事、長くなってしまいましたm(_ _)m
いろんな意見はあると思うんですが、性別関係なく行われる魂の殺人でもあるレイプ。裁判等でセカンドレイプを受け心の傷が深くなることもあります。そこはドラマでは描かれておりませんでしたが、時代も変わった今だからこそ、あえて見て欲しいなと私は思っております。
愛していると言ってくれ2020特別編を見た方もDVD等で
真昼の月を見ていただけると嬉しいです。そして今後
TBSチャンネル放送もしくはブルーレイディスクの特典映像付きで発売してほしいものです。今回は真面目に語ってみました。
真昼の月は続編ありませんがＢｌｕ-ｒａｙだすなら
愛くれのように対談や秘蔵ＶＴＲやＮＧシーン入れてほしいな。
と願望を書くのは自由だから書いてみました。