体重増加願望とダイエット | 五十路は人生半ばなり

五十路は人生半ばなり

2014年7月に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(アレルギー性肉芽腫性血管炎、チャーグ・ストラウス症候群)という難病を発症。
退院後4カ月でプレドニンの処方も0mgになり、現在はほぼ健康人と同じ生活。あたふたと再起のための仕事の準備を進めている。

平常時58kgだった体重は地元の病院から国立病院への転院が決まった時点で51kgに。転院から1週間で46kg、さらに翌週には43kgと下がり続けた。都合15kgもの減量になったわけだが、もともと脂肪が多い体質ではなかったから、ほとんど筋肉が減ったことによる減量だったのだろう。そんなに筋肉質ではなかったがそれなりに意識して鍛えていたし、おそらく10kg以上であろう失われた筋肉に思いを馳せて「100g500円として・・」などと馬鹿な計算をしたものだ。

プレドニン投与によって症状が治まり体調も良くなってからは、体重が戻ることが楽しみのひとつになった。身長も高い方ではないが170cmあるから、43kgの体重では骨と皮だ。筋力云々ももちろん大事だが、いちばん気になったし不便だったのはお尻が無くなってしまったことだ。初めて・・というわけではないが、病気になってから自分の体を確認する余裕ができて初めて、お尻に触れた時・・動揺しない方だが、しばし愕然とした。「こんなになっちゃうんだ」という感慨と言うかなんと言うか。お尻があった場所の皮膚がたるんで、皮膚のすぐ下にごつい骨が触れる。お尻・・骨盤と大腿骨の間の関節ということになるだろうか、すごいゴツイ。愕然とした次の瞬間には「頼もしいなあ」と感じていたのだから、立ち直りは早い性格なのだと思う。しかし良い経験だ。普通はこの部分の骨に触れることなどないだろうから。

体重は43kg付近で下げ止まったようで、一度42kg台になった時は「まだ下がるか」と心配したが、それ以上下がることはなかった。退院した時には44kg台になっていたから、少しは増え始めていたわけだ。退院後は病院の食事のように万全の管理ができないので体重もがんがん増えるかと思いきや、1週間たっても10日経っても44kgから増えず「ちょっとまずいのでは」と心配になった。しかし2週間目になってようやく45kg台に乗ると翌週には46kg、翌々週には47kgと順調に増え始めた。退院して1ヶ月半になる頃には念願の50kgを超えて、退院2ヶ月で52kg。そこから一気に週1kgのペースで体重増加が始まる。

こうなると人間というのは(私という人間は?)勝手なもので、ちょっと待てよ・・と。入院前と比べれば筋肉量がかなり少ない状態だ。その状態で入院前と同じ体重に戻ってしまったら、それってつまり脂肪太りなんじゃ・・。そう思うと今度は、体重をセーブするために食事のメニューを考えていかなければならないことになる。ちなみに我が家の食事当番は私。レストラン勤務の経験もあるし、飲食店経営の経験もあるから調理は得意だ。入院前から食事を作るのは私と決まっていたから、入院中に妻と息子がちゃんとした食事をしているかが心配の種だった。着替えなどを持ってお見舞いに来てくれるたびに息子に「ちゃんとしたもの食べてる?」と聞くが、息子は「うん大丈夫」・・「今日のお昼は何食べたの?」「ラーメン」・・「昨日は?」「昨日もラーメン」・・「今日の夕飯は?」「かっぱ寿司!」という具合だから、私も「うーん」とうなってしまう。妻が慌てたように「あ、でも明日はすき焼きにしようと思ってるから」と言うので「なるべく野菜も食べさせてあげてね」と言いつつ、「早く退院しなければ」という気持ちは強くなる。

退院してから私が始めたのが、松花堂弁当などに使われる小分けされた弁当箱(30cm四方くらい)の活用だ。夕食などではどうしてもドカッとメインの料理を作って付け合わせをちょぼちょぼ、それに野菜を付けておけばいいやというノリになりやすいのだが、病院食で健康を実感した私としてはこの健康を家族にも分けたい。色々なおかずをバランス良く提供できて、なおかつ洗い物が楽で、少量ずつでも見栄えが様になって、作りおいても冷めにくい・・などなど、わがままな希望を総合した結果、この弁当箱に行き着いた。しかしまあ実際に作り始めてみると毎日4品、5品と作るのは意外に面倒ではあるのだが、現在のところ仕事もしていないし何とか・・と言いつつも、最近は寒いのを良いことに鍋物の回数が異常に多くなっている。

そんなこんなでカロリー制限も始めて、増え続けていた体重も小康状態に落ち着いて現在に至っている。これからは筋肉を増やしつつ脂肪を燃焼させる体作りに移行していくつもりだが、いかんせん運動量が限られてしまうものだからのんびりじっくりと取り組むしかないだろう。自分なりには運動しているつもりだし、足を鍛えるために毎日必ず買物などに出かけるようにしているが、足の力が弱かったり痺れの影響で上手く歩けず苦労したとしても、だからと言って普通に歩ける人より多く運動をしたことにはならない。自分では一生懸命歩いているつもりでも、運動量としては普通の人の散歩程度でしかないのだ。効率の良い運動方法を考えて・・そう最近気になり始めたこの腰回りの脂肪を何とか退治したいものだ。