5月14日(火)
7時半起床。快晴。気温10度、体重73.6キロ。
明るい好天の1日だった。暗く寒い日が続いていたので心が解放されたようだった。
ウッドデッキで読書していると、目の前のテーブルでカナヘビが日向ぼっこをしている。ぼくが身を乗り出すと逃げた。モカがそれを見つけて捕まえようとしたが逃げられた。
気配を消していたわけではないが、寺田寅彦をiPadで読んでいてふと目を上げると、目の前に番いのキジバトがいた。明らかにぼくの存在に気づいておらず、目の前の餌台でひまわりの種を啄んでいた。
昨夜『埋もれる殺意』を遅くまで観て風呂に入り損ねたK子は朝風呂に入るという。その間近所を散歩。モカが付き合ってくれた。富士山が見える。ムラサキツユクサやハルジョンを撮る。光が透明なのでよく撮れる。
午後メルカリで『ハーレー入門』が売れたので郵便局へ投函に行き、井富湖――湖とあるが農業用水を溜めているのだろう――周辺を散策する。しかし、一周できるかと思ったができずすぐに場所を移動。夢宇谷へ行ってみることにした。
パイの家M1の駐車場に車を駐めて歩くことにした。小海線のガード下を潜ろうとしたときにちょうど電車が通過。夢宇谷は久しぶりだ。数年来ない間に新しい別荘や北欧の家具を扱う立派な建物ができていた。休業のようで門は索されていた。そこを過ぎればすぐ夢宇谷ギャラリーだが、何と橋が崩落したようで通行止めになっていた。川へ下り、飛び石を伝えば行けるようで、K子は行きたそうだったが、ぼくは首をふった。そこまでくるのに軽い上り坂だったが腰が張り疲れていたし、飛び石を伝う気になれなかったのである。いずれにせよ、ギャラリーは休業だったろう。帰ろうとすると、家具を扱う店の駐車場にボルボが入ってきた。車から降りた白髪の紳士に聞けば、橋が古くなっていたし、大水で橋のところの土が流されて崩落した、新しい橋ができるまで2年半かかるという。
帰宅後、次の文学講座、6月の第53回の文学講座のチラシを作成する。寺田寅彦を読む。
夕方になると眠くなる。何となく寒気がするし本格的な風邪の症状になるのではないかと心配になる。
夕食後YouTubeで佐分利信監督主演の『慟哭』(1952年)を観る。なかなかよい映画だったが、何か物足りなかった。