母の日には「母の話」を読む。(May 12, 2024) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

5月12日(日)

 8時起床。薄曇り。気温12.5度。体重73.8キロ。

 

 

 暗く寒々とした1日だった。K子は激しく咳するし、ぼくは水っぱなだ。それでもK子はフェルト制作に集中していた。さすがに疲れたのか夕方には仮眠をとったが、ぼくよりも体調は悪いのに頑張っていた。情けないのはぼくで予定の読書の半分、いや、三分の一も読めなかった。青空文庫にあるアナトール・フランスの3編「母の話」(母の日なので読んだ)、「聖餐祭」、芥川訳「バルタザアル」と寺田寅彦「映画雑感(1)」をよっだだけだ。「母の話」を読んで――上記3編は再読だったけれど――アナトール・フランスを読みたくなった。文庫本など所有しているはずだが残念ながら手元にない。仕方がないので、所有している文庫を買うのは業腹なので、Amazonで0円の英訳と廉価な英訳作品集、それから安かったので詩人三好達治訳『少年少女』を購入した。しかし、ほんとうに読みたいのは『シルヴェストル・ボナールの罪』や『エピクロスの園』だ。

 寺田寅彦の映画評にはエイゼンシュタインなどのモンタージュ理論と連句を結びつける論が散見し興味深い。多少牽強付会の感なしとしないが、大筋では正しいと思う。20世紀のモダニズムには確かに連句的構成法が見られる。

 

 

 アクションカメラを動体検知設定にして仕掛けておいたらとてもよい動画が撮れた。どれも短いものだが生き生きとスズメの動きがとらえられた。

 

 

 夕食後『埋もれる殺意 18年目の慟哭』エピソード1と2を観る。このシリーズは以前見たことがあるのだが、ほとんど忘れているので今回も楽しめている。