９月22日金曜日。7時半起床。薄曇り。気温20度。
Ｋ子は苺摘みアルバイト。
昼食後リハビリの自首訓練をする。午後クリニックへリハビリに行くので軽めにする。
10時文化村へ。Ｋ子が車でアルバイトに行ったので徒歩である。といっても数分の距離だ。ただし健康体であればということで、今では写真を撮りながらということもあり15分から20分かかる。起きたときは涼しかったが気温が上がった。残暑がまだ続く。昨日ほどではないが今日も雲が南アルプスを覆っている。昨日韮崎へ行く途中甲府上空で雲が渦を巻いていた。吊り雲というらしく上空の大気が不安定だと生ずるのだという。湿気が多いのも雨雲の活動が活発だからだろう。
先日息子に手伝ってもらったので本の片付けの目処はだいぶたった。今はもう片付けながらついつい読んでしまうことはしなくなったが、どの本も懐かしい本だ。部屋の隅に積み上げながらせめて背表紙を確認する。やはり本を開いて読みたくなるが心を鬼にする。
アルバイト帰りのＫ子に迎えに来てもらう。あゝ、お腹が空いたといつものようにいう。早朝６時に出て働いているから無理もない。とくに今は苗の植え付け作業で仕事は佳境に入っているという。家に帰って食事を作るのも大変なので山城屋で食べようかと提案する。お金がないというのでぼくが何とか足りるぐらい財布にあるという。
前回山城屋へ行ったときは駐車場がいっぱいで食べられなかった。今日は12時20分駐車場にとまっているのは２台だけであった。Ｋ子は手作りハンバーグ定食を、ぼくは味噌漬けのポークカツ定食を頼んだ。どちらも1,100円。出された料理をみればいかにこの店の料金がリーズナブルかわかる。Ｋ子注文のハンバーグなど大きなおにぎりのようだ。その上に味噌汁と漬物やサラダの小鉢が３つ。味もよい。地元の働く人たちや年金生活者にはどこまでもありがたい店だ。
腹膨れ満足して帰宅。時刻は１時半になっていた。Ｋ子はお風呂を沸かして入る。Ｋ子の後ぼくも汗をかいたので入った。出るとＫ子が苺ファームでもらった苺で作ったシャーベットとバニラアイスクリーム、ゼリー、シリアルなどでパフェを作ってくれていた。熱った体に甘露だった。心も体もすっかりくつろいだ。しばしソファでうたた寝。
それが間違いだった。3時半に予約していたリハビリのことをすっかり忘れてすっぽかしてしまった。すっぽかしたことは、このブログを書いている午後11時まで気づかなかった。
夕食後昨日から読んでいたセネカ「心の平安について」を読了。セネカの議論はマルクス・アウレーリウスに比べれば俗論っぽく、ときに通俗的な人生論めくが、人生の推も甘いも噛み分けた強さがある。俗論といったが、それは遠い昔にセネカが発した言葉が繰り返し繰り返し人から人へと伝わってきたからで、俗論に見えてもセネカのせではないだろう。