8月29日火曜日。7時50分起床。晴れ。気温23度。
K子は苺摘みアルバイト。朝食を食べると、リハビリの自主訓練。脚の運動を念入りにやったので、昨朝同様デジカメを下げて散歩に出る。
帰宅後は吉行淳之介『砂上の植物群』を読む。今日は読み終えるつもりである。
昼食後も『砂上の植物群』を読み続ける。ポルノ小説にして推理小説でもある。自伝小説ともいえそうだ。作者が顔を出すところなどはメタフィクションともいえる。
午後5時散歩することにした。近所ではなく、車で広々とした眺望のよい場所へ移動し歩くことにした。地名は知らない。残暑厳しい1日だったが、夕刻の風がさわやかだ。富士山も見える。金峰山の上には満月に近い月。南アルプス連峰を金色の光の矢が掠める。八ヶ岳は淡い光に包まれている。稲田にK子とぼくの長い影。朝脚の訓練をしたからだろう、足が軽かった。