ロダン、リルケと一体化しなければ(Jun. 19, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 明日19日月曜日。6時起床。快晴。

 

 

 今朝は早く目覚めたが、起きて階下へ下りると、居間のカーテンが開いていた。K子はもう苺摘みアルバイトに出かけていた。

 朝食をすませると軽くストレッチをし、ウッドデッキへ出て読書。古川緑波の「清涼飲料」というエッセイを。緑波も書いているように、誰が最初に言い出したものか、すばらしくセンスのある命名だ。短文だが、戦前から戦後にかけて愛飲された清涼飲料についての思い出である。戦前の方が戦後よりも美味かったという。古川緑波は相当文才のある人で、食べ物についてのエッセイが多いようだ。いつかまとめて読んでみよう。

 

 

 今日もリルケである。『神さまの話』に続いて『ロダン』(岩波文庫)を読む。ロダンの芸術と人に全身全霊でもって肉迫しようとしているリルケはロダンと同様に尊い。リルケの文章は対象と同一かしたものだ。だから読者もリルケと一つになるつもりで読まなければならないのではないか。

 昼過ぎK子がアルバイトから帰る。昼食はどうしようかと考えていたが、さあ、カレーにしましょ、とK子。すでに昨夜準備してスロークッカーで煮込んであったという。長時間煮込んだカレーは美味い。

 

 

 午後も引き続き『ロダン』を読み、切りがよいところで井伏鱒二に変える。途中、読書を中断して『チャリング・クロス街84番地』をAmazonで注文。来月再開するつもりの文学講座では何を取り上げようかと考えているのだが、候補の1冊である。所有している本だが、たぶん上野原市の実家の書庫にあって、手元にないので仕方なく注文して取り寄せることにした。

 

 

 午後3時K子がロプチューへ行くというので付き合うことにした。運転を引き受ける。運転はとりあえず支障なく行えているが、ハンドルを握る左腕は重い。ハンドルを回すのは右腕で、左腕はちょこっと補助になるだけだ。ロプチューではぼくの入院のことは知っていたが痩せたことに驚いていた。焼き菓子を買って帰る。

 帰宅すると急激に気温が下がる。もうウッドデッキでの読書は諦めた。、