入院55日目(転院24日目)〜危険すぎるコンビニlpー | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 4月16日日曜日。6時15分起床。曇天。

 夜明け前にめざめ、寝ながら文学講座について考える。3月1回だけのお休みのはずだったが、4月、5月、あるいは6月も無理かも知れない。残念だが致し方ない。ならば新装開店、外装も内装も変えて、一から始めるつもりでやろうなどと考えた。

 午前中のリハビリの前に屋上に出た。空はきれいに晴れ上がってきたが風は冷たかった。甲府の街並みの向こうに薄い紺色の南アルプスがやや霞んで見えるが、雪が純白に輝いている。新雪のように見える。昨日の雨は山では雪に変わったのだろう。

 石坂洋次郎を読むなんて何年ぶりだろう。そもそも読んだことがあっただろうか。『青い山脈』など映画で観て読んだつもりになっていただけかも。今日読んだ「やなぎ座」は戦前の作品、つまり若い頃の純文学を志向していた頃の作品だろう。町の発展から取り残された地区にある芝居小屋の様子、思春期の少年の気持ちなどが丁寧に描かれていた。

 

 

 午後の3回目、最後のリハビリの後、病院の建物を出て敷地内を歩かせてもらった。担当した療法士が歩きを確認して、問題なければ敷地内を自由に歩ける許可を取りつけてくれるようだ。駐車場のハナミズキが満開である。木々の新緑が目に沁みる。砂利道も歩いた。問題なかったはずだから許可が出るのではないか。しかし許可を得た後の問題は病院前のコンビニだ。敷地内限定の自由なのだがついつい買物に行ってしまう例がかなりあるそうだ。前回面会禁止のところK子と会ってしまい、ルールを破ったということで3日間の禁足を食らったが、コンビニへ行ったとなるとどんな罰をくらうことか、考えるだに恐ろしい。