唐木先生も信濃境に住んでいたのか。(Jan. 22, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 朝8時の気温は氷点下6度だった。

 K子は明け方目が覚めてしまうらしく、二度寝が常態になり、遅くまで起きてこない。彼女が起きてきた時のために、灯油ストーブと薪ストーブ両方を燃やす。

 井伏鱒二と岩本素白を読む。井伏鱒二に「唐木先生」という短い文章があり、この唐木先生は唐木順三だなと思ったから読んでみた。祖父と同じ名前であったこともあり、長らく読んでいないが高校時代からの唐木順三のファンである。K子とぼくが昨日散策した井戸尻遺跡を見学した後、信濃境駅近くの床屋で散髪、駅前の飲み屋でビールを飲んでいると、店で飲んでいた老人に「唐木先生ではありませんか」と間違われ、否定したものの、ビールを一杯、二杯とご馳走になるというたわいもない話である。井伏鱒二が武蔵境に家を持っていたことは知っていたが、唐木順三もだとは知らなかった。なんだか嬉しい。

 素白が「訪西樹斎記」という文で「凡そ億劫という言葉ほど、千万無量の味の籠ったものはない。億劫を抜いた心の中から、ほんとうの学問も芸術も生まれては来ない」といっていた。どういう意味だろう。「億劫」とは、面倒で気の進まないことだが、つまらないことに齷齪していてはダメだ、何もしない時間を徒然なるままに過ごしなさいということだろうか。

 

 

 昼食を食べながら『ライン・オブ・デューティ』シーズン5の2を観る。続けて続きを観たかったが買い物に出かけることにする。韮崎のガソリンスタンドで給油、灯油72リットル購入。ダイソーでマイクロSDカードとライトニングケーブル、業務スーパーで冷凍食材など、地元に帰り北部安売りセンターで野菜を買う。

 

 

 帰宅後、今日中に片付けなければならない仕事に1時間半ほど集中して終わらせ、『ライン・オブ・デューティ』シーズン5の3を観る。またやめられなくなり、夕食中も、夕食後も観続けて、結局シーズン5の完結編6まで観てしまった。それにしても取調室での長時間に及ぶ緊迫した言葉のやり取りは迫力がある。イギリスの役者は演劇で鍛えられているのだろう。