快晴。8時の気温氷点下2度。
昨日病院で長時間過ごしたことが響いていた。体も頭も靄っている感じだ。
病院の待ち時間の読書は楽しみの一つだが昨日は落ち着かず読めなかった。帰宅後短篇を読んだが物足りなかったので、午前中、香山滋、都筑道夫、柴田錬三郎の短篇ホラーを読む。三者三様。手練の作だ。
昼食を食べながら英国サスペンス『ライン・オブ・デューティ汚職特捜班』シーズン3の第3話、第4話を観る。第3話が終わった瞬間、K子と思わず顔を見合わせる。その心は、第3話だけの視聴のつもりだったが、どうする? 観るっきゃないねだ。
3時45分K子を公文に送る。一度家に帰り、空の灯油タンクを積んで綿半へ行き灯油を買う。
久しぶりに井伏鱒二を読む。『井伏鱒二自選全集 第十一巻』。昨年1月から第一巻を読み始め、月一巻ずつのペースで順調に読み進めていたが、11月中に読み終える予定だった第十一巻が残ってしまった。予定通りにいかないのが世の常であるが、頑張りが足りなかったか。仕方ない。のんびり行こう。
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今日読んだのは「取材旅行」から「洪水銀座」。井伏鱒二は笛吹川の氾濫についても書いていたが、「洪水銀座」とは現在の山梨県北杜市武川のことで、ここは何度か大洪水の甚大な被害にあった地域なのである。ぼく自身もいつか釜無川沿いの集落を散歩していたら石碑と洪水被害を伝えるを看板を見たことがある。今は水量の乏しい川にしか見えないが、異常気象が常態化しているだけに油断は禁物だろう。柳沢吉保一族の出身地とは知らなかった。
8時20分K子を公文に迎えに行こうと外に出ると、霰状の雪が降っていた。公文に行くと雪は見られなかった。わが家から標高が100メートルほど低いからだ。
『ライン・オブ・デューティ汚職特捜班』シーズン3の第4話は気になる終わり方をしたので第5話、第6話も見てしまうことにした。各シーズンごとに事件は解決するのだが、シーズン1の未解決事件がまた出てくる。闇は深い。