ヨード造影剤使用についての同意書(Dec. 26, 2022) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 6時45分起床。気温氷点下3度。出かける支度をしているとリスが餌台に来ていた。

 今日は諏訪赤十字病院でCT検査をすることになっており、食事をせずに7時半に家を出る。一人で行くつもりだったがK子が付き添ってくれる。小淵沢リゾナーレ近くのローソンでもち麦入りおにぎりを買う。検査終了後に食べるためである。

 病院までのルートは下道のつもりだったが、諏訪南インターから諏訪インターまで中央高速を利用した。病院には8時25分に到着した。

 CT検査を受けるにあたっては「ヨード造影剤使用についての同意書」への患者署名と家族署名を求められた。CT検査の対象臓器を明確にするために造影剤を血管に注入するのだが、まれに軽重様々な副作用が起こり、10万〜20万人に1人の割合で死亡例もあると説明書にあった。

 ベッドに頭をCTへ向けて寝かされる。右腕の静脈にヨード材をするために注射針を刺されるのだが、刺されるところが見られないのでちょっと怖い。というのもぼくは血液検査で針を刺されるときも、顔を背ける人が多いけれど、むしろ血が吸い出されるのを見るのが好きでというのではないが、見ていたい方なのである。何をされているか、何が起こっているかわからないのは不安で嫌なものである。しかし、考えてみれば、今まで何十回となく血液検査を受けて血を抜かれているわけである。看護師の、上腕にゴムバンドを巻きつけ、アルコール大丈夫ですか、親指を中に握ってください、そしてアルコール消毒、そしてチクっとしますよといって針を刺す一連の段取りに変わりはないわけで、それを頭で思い描けば何の怖いこともないわけである。むしろ不安だったのはヨード造影剤だったのだ。検査を受ける前の血圧検査でいつになく血圧が高かったのもそのせいだろう。

 上向きに頭を固定され、胸の辺りまでCTの中に入れられてスキャンが始まる。造影剤を注入しますという声が聞こえ、液体が注入され血管が膨らむのが感じられる。2、3度それがくり返される。最後に注入され、はい、終わりますといわれたとき、急に全身がカーッと熱くなった。体の奥が熱くなりそれが全身に広がった感じである。すぐに収まったが、不安なので看護師に聞くと、熱くなるのが普通だという。

 医師の診察はなく検査だけで終了。一人でよかったわね、検査室の前で待っていたおじさんたちみんなひとりだったし、とK子。ぼくは一人で来るつもりだったんだけどと思ったが口にはしなかった。ぼくを心配してくれていることはわかっているから。

 帰途、西松屋で、孫が遊びに来てくれたときにさむいおもいをさせないように、K子は衣類を購入する。

 昼前に帰宅。黄色い封書に入った住民税の督促状が届いていた。最初の督促状を忘れていたのだ。納税は国民の義務です。年金が差し押さえられますよ、車が差し押さえられますよなどという警告文と、悩みのある場合はご相談くださいという文面が同封されていた。

 

 

  K子と近所の散歩がてらリスのためにクルミを集めに行く。近所の散歩は久しぶりだ。松が根こそぎ倒れていたり、古い別荘があった場所が更地になっていたり、新しい別荘が建っていたり、ご主人が亡くなり奥さんとそのお母さんが残された家にシャッターが降りていたり、すっかり様子が変わってしまっていたのには言葉もない。クルミの木もだいぶ切り倒されたようだが、それでもビニール袋に入りきらないほど拾えた。

 

 

 数万円の税金未納では何が差押えになるだろう。年金を差し押さえられたら生活できない。車でも、ここでは生活が難しくなる。テレビを差し押さえられたら英国ミステリーを楽しめなくなる。iPadを差し押さえられたらブログが書けなくなる。というわけで郵便局へ行き税金を払ってきた。

 

 

 夕食後フランス映画『いとこ同志』を観る。50年代(?)の享楽的なパリ。性格のちがう2人のいとこ同志。残酷な結末。まるで監督が罰したような。