今朝も小雪が風に舞っている。９時の気温零下1.5度。今冬一番の冷え込みだ。先に起きたK子が薪ストーブ、灯油ストーブ両方に火をつけていた。
一度も外出しなかった。日が差した時間帯もあったが、終日八ヶ岳おろしが吹いていた。
読書は石牟礼道子「五月」を読む。悲憤慷慨し、人間の美しさに感動する。
もうずっと昔、石牟礼道子の文章を紹介したら、一人の老人が怒ったように（ぼくにはそう聞こえた）なぜ方言で書くのかと聞いてきた。その時どのように答えたか忘れてしまったが、その老人も方言で話していたのでなぜそのような質問が出てくるのか一瞬理解に苦しんだことは覚えている。なぜわからないのか理解できなかったのだ。今ならばはっきりと、あなたも喜怒哀楽を心の底から伝えようと思ったら方言を、自分の言葉を使うのではありませんかと答えるが、その時もそのように答えていたのであったらよいのだけれど、なぜかまったく覚えていない。
映画は昼食後『チェンジリング・シークレット』というB級サスペンスを観た。その後は今週水曜日の文学講座の教材を作成。手こずったが、何とか完成したのでホッとする。次いで明日の仕事の資料も作成する。