ヘクソカズラの季節だ。(Jul. 23, 2022) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 雲一つない空。鮮やかな青、ツユクサ色だ。気温は24度。強い風が吹いている。森の木々が歌う。爽やかだ。

 盛夏とは思えない陽気なので読書が進む。今日は、

 

 岡本かの子    「家霊」

 太宰治「待つ」

 中島敦「文字禍」

 Gilbert White      Letter IV

 大岡昇平「俘虜記」

 

などを読む。どの小説も、ほとんど再読だが、傑作だ。ボルヘスが中島敦を知っていたならなあと思う。「文字禍」はボルヘス作としても通じるだろう。

 

 

 午後買い物に行こうと庭に出てメダカの水槽を見ると、いつものようにトノサマガエルが半身浴である。クマンバチがブンブン羽音を立てながら花から花へ。蜂の重みで花が傾ぐ。ヘクソカズラが咲き始めた。空を見上げると、高いところを燕たちが飛び交っていた。燕がそんな高いところを飛ぶのは初めて見る。1、2分して見上げるともう消えている。

 

 

 夜、映画『ドライブマイカー』を観る。最後まで観たが、ぼくの耳では台詞が聴き取りにくく、鑑賞を妨げた。