つげ義春はボブ・ディランに匹敵する!?(Jul. 1, 2022) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 今朝も露草色の空が猛暑の1日を告げている。8時の気温25度。ほぼ無風。

 

 体重を1年前の今日と比べたら5.3キロ減であった。まだ腹はぽっこりしているが、鳩尾のあたりが凹んでいる。以前はそこに凹みがなく、そこから腹は迫り出していたのだ。悪戯をするという内臓脂肪がかなり減ったのだ。病気持ちだから、とくに体調がよくなったわけではない。しかし、1年前の体重だったら今頃は気息奄々だったかも知れない。

 

 

 インターネットニュースを読んでいたら、講談社文芸文庫からつげ義春の『日記』が刊行されたという。ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したと同じくらいの快挙であるというのはいささか大袈裟であるが、つげ義春の旅行記などは昭和の時代最高の旅行記と信じるぼくにとっては当然過ぎる結果である。正統的文芸文庫である講談社文芸文庫がオルタナティブ文学に門戸を開くのはよいことだ。もっともつげ義春の『日記』は日記文学の正統をいっているのではないかと思う。

 

 ぐんぐん気温が上昇する。もう日中はウッドデッキで優雅に読書といかない。若い頃は暑さに対抗して、かえって普段の何倍もの集中力を発揮して、敢えて長いものや難しいものを読んだが、もうそんな気力はない。それでも昨日読んだプラトン『国家』第5巻に感銘を受けたこともあり、第6巻を読みたかった。いつもはウォーミングアップで短いものを読むのだが、いきなりプラトンを開いた。もちろんまだ涼しさが残っている居間で読んだ。

 

 第6巻を三分の一読んだところで昼食である。午後はもう家内も読書には不適切な暑さになる。扇風機を回す。クーラーがなくとも扇風機で何とかしのげるのがありがたいが、さすがに読書の継続は夕方涼しい風が吹いてからにする。

 

 3時45分K子を公文に送るが、何と休みだった。とくに知らせはなかったとか。仕方がないので郵便局につき合ってもらったり、予定外だったが、パンを買いに行く。空には夏雲が大きくのしかかるように発達していた。夏ね、とK子。

 

 

 庭の花が元気がないので水を撒く。メダカや金魚の水槽に新鮮な水を加える。

 プラトンは居間で読む。第6巻を3分の2読んだところで夕食である。

 夕食後ミステリーチャンネルでシャーロックフォームズの「まだらひも」がはじまったが、筋はわかっているし、以前観たこともあるので、流しているだけでほとんど観なかった。

 K子は明日5時起きなので11時には寝た。『国家』第6巻は読了したものの、最後に幾何学が出てきたので思考はほとんど停止してしまう。

 寝る前に井伏鱒二の短いものを4篇読む。