田植えはちょっとしたお祭り騒ぎだった。(May 25, 2022) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 7時に目覚め、7時半に起床。めずらしく二度寝しなかった。

 晴れ。気温17度。清涼な朝だ。野鳥の鳴き声を聞きながらウッドデッキで朝食。K子は昨日のまだ慣れないアルバイトで疲れたのだろう、起きてこない。

 こんな朝はモーツァルトのピアノ協奏曲第21番だ。ピアニストについてはうるさくいわない。アニー・フィッシャーにしておこう。

 陽があたりぽかぽかしてきた。目をつむって音楽を聴いていたらいつの間にか眠ってしまったらしい。突然、シカ、シカというK子の声がして目が覚めた。ぴょんぴょん跳ねながら逃げていったという。時刻は10時を過ぎていた。やはり二度寝が必要だったらしい。

 10時半からアルバイトだというので送っていく。輝かしい日だ。田園は光り輝いている。空には夏雲と秋の雲が混在している。

 

 

 K子を送って帰ると、陽をあびながら読書。モンテーニュ『エセー』第3部第4章「気持ちを転じることについて」、『井伏鱒二自選全集第七巻』「釣師・釣場」より「阿佐ヶ谷の釣師」、「最上川の釣」を読む。

 

 

 昼食は1時、オートミールで簡単にすませる。簡単とはいえ栄養は考えている。オートミールに鶏ひき肉、ブロッコリー、きんぴら用に千切りにしたニンジンとゴボウを加えて、醤油出汁で煮た。なかなか美味しい。

 

 

 2時K子を迎えに行き、その足で韮崎へ行く。田んぼでは田植えの準備をする人、田植えをしている人。子供の頃、小学校の頃だが、農繁期は休校になった。わが家は祖父も父も公務員で農業はしていなかったので面白半分で近所の田植えの手伝いをした。田植えといえばちょっとしたお祭り騒ぎだった。どうして家には田んぼがないのだろうと悲しかった。しかし今は昔とちがっう。お祭り騒ぎはない。一人で農機具を使っている人ばかりだ。白鷺が水をはった田んぼでは餌を漁っている。車にガソリンを満タンにし、灯油18リットル買う。18リットル入りの灯油タンクを2つ用意していたつもりだったが、一つにはキャップがついてなかった。業務スーパーでは各種食品を買う。

 

 

 帰宅して庭の花々の写真を撮っていると空はかき曇りぽつんぽつんときた。気温も下がる。K子は家の中に入ってしまう。ぼくはまだ何かウッドデッキでやり残したような気がして、家に入らず理屈をリクライニングチェアに体をしずめる。猫たち3匹もそれぞれお気に入りの場所で眠っている。本は脇のテーブルにあるが、目をつむるとうとうとしてくる。やはり5時間の睡眠では不足なのか。しばし居眠りをした後、寒いので家に入る。ウッドデッキで何をしようと思っていたのか。読書だったのだろう。

 

 夕食もオートミール。何か映画を観ようということになり、『アーク』という日本映画を観はじめたがすぐに興味が失せてしまう。