ゆるく吹く風も氷の冷たさだ。(Dec. 27, 2021) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 日中の気温も零度だった。この時期ではめずらしいのではないか。快晴だが、ゆるく吹く風は氷の冷たさで、陽光さえもが冷たくみえる。野鳥たちも大変だろうと、多めにひまわりの種をおいてやるとひっきりなしについばみにくる。

 家の中も冷え冷えとしている。わが家の居間は吹き抜けで天井が高く、開放的なものだから夏はよいが、ストーブを点けてもなかなか温まらない。寒さがこれほど厳しくなければ温まるのだが、限度をこえているのだ。冬季は何かと費えがかさむが、寒波もいつまでも続くわけではない、惜しみなく燃料を使うべきだろう。

 

 

 須賀敦子『トリエステの坂道』は、著者が嫁いだミラノに居を構えたイタリア人一家の、戦前、戦中、戦後の物語である。

 

 K子がフェルト作品が売れたのでロプチュへ行くという。委託販売を頼んでいるのである。督促状が届いたので郵便局へ健康保険の代金を支払い、ロプチュへ行くと時刻も3時過ぎなので客はいない。アールグレイにチョコレートを溶かし込んだ紅茶を飲み(美味しい)、売上代金を受け取り、焼き菓子を買って良いお年をと店を出る。

 

 

 小淵沢のセルクルで全粒粉入りの食パンを買い、ドラッグストアで買物しての帰途、今日もまた西陽をあびた富士山が見事にである。

 

 

 帰宅後HDに保存してあった若き日の主任警部モースを描いたドラマドラマを見始めたが、吹き替え版だったのでがっかりである。登場人物たちの気持ち、心の動きが伝わってこない。途中で眠ってしまう。

 夕食後やはり保存してあった『バーナビー警部』第81回(最終回)を観る。こちらは字幕版だったが、気の抜けたビールのようだった。長く続いたシリーズが終了することになった経緯は知らないが、さすがに視聴者に飽きられ視聴率が下がったか。製作者もマンネリを感じたか。