古い岩波文庫が買ってくれませんかといった。(Nov. 18, 2021) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 家を10時過ぎに出て甲府のディーラーまで自動車の6ヶ月点検へ。高速は利用せず、のんびりドライブを楽しみながら行き、11時過ぎに到着。とくに不具合はなく1時間ですむという。2時間ぐらいまでならば読書が楽しめるので問題ない。むしろ本が面白ければ1時間では物足りない。実際に中途半端な読書に終わってしまった。メインテナンスの料金は2年間4回分を支払ってあるので基本無料なのだが、消耗品もあり数千円の支出は致し方ない。まだ早いのだが冬用のタイヤの交換もしてもらう。昨冬は雪らしい雪も降らなかったが、早朝の気温は0度に近づいているし、早く交換しておいてよかったということになるかもしれない。しかし、冬用のタイヤを半年間近くつけることになりそうだ。

 せっかく甲府に出たので1軒だけブックオフに寄ることにした。探している本があるのである。しかし、実は何を探しているのか知っているわけではない。何かもやもやしたものがあり、そのもやもやしたものの実態を知らないまま探しているのである。そして運がよければ、これだ! という本が見つかる。見つけて初めて自分が何を探していたか知る。そうして長い間本屋で探しものをしてきた。今は、もうこれ以上蔵書を増やすことは年齢的にも経済的にも出来にくくなっているが、ブックオフの税込み110円の文庫の棚での探しものだけは許している。今日はスターン『センチメンタル・ジャーニー』、レスコーフ『魅せられたる旅人』や短篇小説のアンソロジーなど数冊を買う。『センチメンタル・ジャーニー』や『魅せられたる旅人』は探していた本ではない。しかもすでに所有しているはずなの文庫なのだが、購入したのは、まあ、何というか、古い岩波文庫が買ってくれませんかと声をかけてきたからだ。