朝8時に起床。孫が朝食を食べようとしており、ぼくもご相伴にあずかる。
ワクチンの副作用である発疹はだいぶ良くなってきたが、体の倦怠感は残っている。充分といえるかどうか知らないが睡眠はとったはずなのに、体がダルく、寝不足のときのようにイライラする。ベッドに横になるとたちまち眠ってしまった。
昼過ぎに目覚めてダラダラしていたら、K子たちが慌ただしく支度をしている。ぼんやりしているともう出かけるよとハッパをかけられた。息子と孫を八王子に送り、4日遅れの孫の誕生日祝いをすることになっていたのだ。
高速にのるまえにランチを食べようと思っていたジョシュア・ツリーが休みだったので、パンやおにぎりを買う。高速には須玉インターからのる。スムーズに流れているが、交通量はいつもより相当多い。甲府南インターを過ぎると交通量はガクンと減るが油断できない。車がスイスイ流れていても、大月ジャンクションで河口湖方面からの車が合流し、上野原の談合坂SAあたりから渋滞で車が詰まるからだ。カーラジオで交通情報を聞いていると、案の定、八王子まで断続的に16キロの渋滞で、大月から八王子まで80分かかるという。いつもの倍の時間がかかることになるが、これから時間がたつにつれて渋滞の距離はどんどん長くなるはずだ。
談合坂の手前まではまだ渋滞はなかった。しかし、いつもは3車線のうち一番左の車線は比較的開いているのだが今日はそうではない。きっと渋滞はさらにいっそうひどくなっていると予想された。談合坂にはスマートインターチェンジがあるはずだ。念の為に上野原に住んでいる弟に電話して聞けば降りられるという。そのまま高速を降りずに高尾まで行ったほうがあるいは早く着くかも知れない。が、渋滞で退屈な時間を過ごすよりも山道を走るほうが楽しい。
と、いうことで談合坂のスマートインターチェンジで下道を降りた。道路が新たに整備されたのはよいが、初めての道に最初戸惑った。しかし、その近辺は昔学生時代、夏休みや春休みなどに、散歩にしては長すぎる散歩であったが、よく歩いた勝手知ったる場所だ。あれ、道幅はこんなに狭かったかなあと再三感覚は狂わされたものの、すぐに自分たちがそのとき走っている場所が認知できた。
そこは漫画家のつげ義春が「猫町」を発見した場所だ。萩原朔太郎のファンだったぼく自身も散歩のときに、あっ! ここは猫町じゃないか!?と同じ発見をしたことがあり、つげ義春の『貧乏旅行記』を読んで嬉しいやらびっくりやらした思い出がある。その集落の入口らしきところを横目に通り過ぎなければならなかったのは残念だった。
高速をおりると、ずっと眠っていた孫が目を覚まし、機嫌よくおしゃべりをしている。息子が幼児の頃、渋滞でぐずられて苦労したので多少神経質になってはいたが、やはり渋滞を避けてよかった。
上野原市から同市棡原へ、棡原から檜原村へ抜けるルートを選ぶ。かつてオートバイで数え切れないほど走った峠道だ。車やオートバイとすれ違う。山々が重畳と重なる風景と集落の風景もよい。甲武トンネルを抜けて峠を下れば南秋川渓谷だ。奥多摩ツーリングで何度も走った道なので、長いブランクはあったものの、カーブの一つ一つが蘇る。運転席からは見えないが、助手席の息子に聞くと、渓谷の河原には水遊びやキャンプの人たちが大勢でているという。
あるいは高速よりも時間はかかったかも知れないが、渋滞は避けられたし、センチメンタル・ジャーニーも楽しめた。
ピザや食材などの買物をすませて(買物に行く途中ここには書けない失敗をしたが披露が原因だろう)息子のマンションに帰ると、2回めのワクチン接種を終えた嫁が帰っていた。ピザの注文をしたのは嫁で、店に取りに行けば半額ということもあったようだが、副作用で倦怠感がひどかったようだ。そんなこともあり低調な誕生日祝いになったが、21日に誕生祝いをすませていたからよいだろう。そういえば、Amazonに誕生日プレゼントを注文し、21日に孫のところに届く手配をしたのに、Amazonから出品者の発送終了の連絡が来ない、発送が確認できるまでは料金は発生しませんと連絡が来た。送られてきたら最低評価を出そうと手ぐすね引いて待っているが、どうやらもう届かないようだ。
9時半帰宅。途中あくびは多発したが、高尾インターから長坂インターを無事走破。疲労困憊。しかし帰宅後WOWOWでBabymetalを観る。
このブログは26日午前4時に書く。