10時半、体調が思わしくないので森の診療所へ行く。今日は奥さんの方、医院長が診察してくれた。ワクチンの副作用である発疹は色が薄くなり粒もなくなったが、飲み薬や塗り薬はまだ必要のようだ。体調が悪いことを話すと、前回2種類の飲み薬を6日間と4日間処方したが、4日間の方は飲むのをやめると倦怠感などの症状がでるという。確かに一昨日薬が切れたら、昨日今日と体調が変になった。原因がわかってよかった。
午後1時孫をわれわれに預けて東京へ行く息子を長坂駅まで送る。孫に水遊びをさせたいので駅から帰ると水着に着替えさせて尾白温泉へ。入場は北杜市民は無料である。水場では子どもたちが楽しそうに走り回っている。親たちはみな若い。われわれのような祖父母はめずらしい。友達がいれば孫ももっとはしゃぎまわるのだろうが、おとなしく水に入り歩くだけである。やがてプラスティクの管が埋めてある場所を見つけると、吸込口に草を流し込み排出口っかた出てくるのがよほど面白いのか、延々とその遊びを繰り返す。南アルプスの山々に夏雲。無数のトンボが旋回している。急に涼しい風が吹き抜ける。
帰宅後仮眠。たいして活動していないがエネルギーを吸い取られてしまったよう。目覚めて孫が眠っている間に読書。心にもエネルギーが必要だ。坂口安吾の小篇「傲岸な眼」を読む。中学生の天才画家は安吾の自我の投影だろう。