|前回のつづき
夕景&十六夜
開田高原
無断転用禁止
11月初旬のことじゃが、今回は長野県・開田高原へ紅葉の林の撮影に来ているのじゃよ。
今日はロケハンのつもりで林を覗いてみたのじゃがのう。
しかし「今が見ごろ」の情報に反して現況は時期尚早だったのじゃ。(前回まで)
それでもあきらめきれず、せっかく2時間余りも掛けてやって来たのじゃから明朝にもう一度覗いてみようと思ってのう。
今夜は車中泊するためにこの高原のシンボル的な存在のコナラの一本木が立つ広場へやって来たのじゃわい。
いい天気じゃ。
しかし東の空には分厚い雲が覆いかぶさるように居座っているわい。
コナラも紅葉するはずじゃがまだ早いようじゃ。
見ごろはいつになるかのう。
コナラの周りにはブルーベリーが栽培されていて、毎年この時季になると紅葉する。
カラマツ林を背に真っ赤に染まったブルーベリー。
西日を受けてススキが光る。
枝先のボール状の塊はヤドリギじゃ。
夕方が近づいて、低い位置からの陽を浴びた白樺の幹が際立つ。
ちょいとだけ冠雪した御嶽山。
ますます日が傾いて逆光のススキが輝く。
怪しの光? フレア?
黄昏て来たのう。
早くも日没じゃ。
これが今日の夕焼けクライマックス😩
つまらぬ夕景じゃのう。
お天道様がお隠れになったあとは紅色雲がうっすらと。
御嶽山上空の雲も色を失い…。
またたく間に辺りは宵闇に。
白樺の白だけが目立つ宵闇。
ん?…
東の空が明るくなってきたと思ったらお月さまがお出ましじゃ。
そう言えば昨夜のお月さまはスーパームーンじゃったらしいのう。
TVが騒いでいたわい。
ならば今夜は十六夜ということじゃのう。
コナラ越しのお月さま。
薄雲を透してお月さまが見えるわい。
ポツンと灯る土産物売場兼食堂の常夜灯。
雲が取れた。
煌々と照らすお月さまの下で、今夜もまた月見酒が出来るわい。
つづく
無断転用禁止


























