突然の肩痛で撮影に行くことが出来ず、やむなく投稿済みの古いブログを複製して順不同に再掲しています。
2020.8投稿![]()
思い出写真その10
せせらぎ街道
夏から盛秋へ
無断転用禁止
長かった梅雨もやっと明けたようじゃのう。
早速撮影へと言いたいところなのじゃが、しかしこの季節、撮影意欲が湧くような場所が思い当たらぬのじゃよ。
夏というと、昨年までは長野県の霧ヶ峰やら高ボッチなどの高原へ避暑を兼ねて出掛けていたものじゃが、長年通っているうちに少々食傷気味になってきてのう。
「今年も行ってみたい」という気持ちが湧いて来ぬのじゃ。
しかしいつまでも巣ごもりばかりしていられぬからのう。
そのうちに腰を上げる時が来るかも知れぬが、今日のところはまた「思い出写真」でお茶を濁すことにしますわい。
「思い出写真」のコンセプトは、「今まで毎年のように撮影に行っていたのに、様々な事情で行かなくなった、または行けなくなった場所」の写真なのじゃ。
そこで今回は岐阜県高山市の「せせらぎ街道」を回顧することにしたのじゃわい。
せせらぎ街道は、郡上おどりで有名な郡上方面と高山市街を結ぶ主要道路じゃが、この道路に沿って小さな渓流があることからこの名がついたらしい。
この辺りは紅葉の名所でのう。秋になるとカメラマンやら行楽客で道路は大渋滞になるのじゃ。
ワシも数年間は通いつめたものじゃが、秋のこの大混雑が鬱陶しくなってのう。
それがここへ行かなくなってしまった理由の1つなのじゃわい。
さて、せせらぎ街道の夏はこんな具合じゃ。
こんな流れが道路に沿って延々と続いているわい。
じろり
渓流に居座った岩がワシを睨みつける。
草木はもちろん渓流までが夏色に染まって涼しげじゃ。
道端の水溜まりさえも夏を誇示している。
しかしこの時季はあまり人影もなく、辺り一帯はひっそりとしたものでのう。
街道を通る車も、行楽客らしい車は皆無に等しいわい。
しかし秋になると様相は一変する。
この秋色を求めて大勢の行楽客が殺到するのじゃ。
街道は車の数珠つなぎになってしまい、衝突事故を目撃したこともあったわい。
こうなるとあちらこちらと手軽に移動することさえままならず、大いに困惑したものじゃった。
ある日、何気なく空を見上げると、逆向きの虹がかかっていた。
環水平アーク!
時々新聞やネットなどで話題になることがあるが、かなり珍しい現象のようじゃわい。
キノコもよく見かけたのう。
このころはまだ腰痛もあまりひどくなかったらしくて、こんな場面でも這いつくばって撮ることが出来たようじゃ。
ちょいとした駐車スペースを見つけてからは、たびたびそこをねぐらにしたものじゃった。
ねぐらからは遠くに滝が見える。大倉滝じゃ。
東の方角に見えるのは長野県と岐阜県に境を接する御嶽山。
山の上の白いものは雲ではないのじゃ。
これは2014年に勃発した御嶽山大噴火の噴煙でのう。
噴火から約一ヵ月後の撮影じゃが、噴煙はまだ収まっていないわい。
多数の犠牲者が出たのう。
あれからもう6年か・・・。
街道沿いの食事処の灯りで夜霧が紅色に染まっている。
そろそろ寝るとするか。
噴煙は続く・・・。鎮魂の夜。
つづく
無断転用禁止




















