前回のつづき
まだまだ続く薄氷の沼
無断転用禁止
昨日から車中泊しながら撮影した薄氷の沼を後にして、近くにあるもう一つのスイレンの沼へやった来た。
移動したところで、どうせ同じような光景が待っているばかりじゃろうに、相変わらずしつっこいカメじいじゃ。
しかし折角近くまで来ているのじゃからのう。そのまま素通りしてしまうなんぞもったいない、もったいない。
そ~れ見ろ。
先ほどの沼となにも変っていないではないかえ。
この沼はすぐ目の前に林があるため、お天道様はまだ林の向こう側じゃ。
光の入らぬ沼はまだ薄暗い。
氷のアートも、先ほどの沼と大して変わらぬわい。
変わり映えのない氷紋ばかり見せられて、皆の衆ももう飽き飽きされたことじゃろうのう。
もうすぐ終わるからのう。ちょいとだけ辛抱してご覧くだされや。
お天道様はまだまだ林の向こう側じゃ。
林の間からの光がわずかに氷面を照らす。
霜の降りた小さな松の向こうにもわずかな光が。
やれやれ。やっとお天道様のお出ましじゃ。
しかし高い位置からの日の出じゃから色が悪いわい。
目前の林がなければ真っ赤に染まった薄氷が見られるというのにのう。
なんじゃと?
林が邪魔じゃから切ってしまえとでも言うのかえ?
どうにもならぬことをブツブツ言いおって。
相変らずグチ満載のカメじいじゃわい。
変わり映えもせぬ枯れスイレンばかり長々と撮ってしまって、撮影する本人でさえもう飽きて来たわい。
お天道様の上昇とともに松の霜も融け出し、氷結の沼が煌めく。
岸辺の赤い実も沼面の煌めきで眩しそうじゃ。
朝の光が沼全体に広がったところで、長々と続いた撮影も、これでやっとおしまいに出来るわい。
と思ったのじゃ。
ところが……
この翌日には
今冬最強の寒波が到来するというニュースが!
これを見逃してなるものか!
従って
まだまだ
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つづく
無断転用禁止























