薄氷(うすらひ)染まる朝 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

薄氷染まる朝

 

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 昨日から枯れスイレンの沼に来ているのじゃがのう。

 

 凍結した沼に朝の光が射し込んで黄金色に輝くさまを撮りたくて、車中泊をしながら今朝を迎えたのじゃ。

 

 

 今朝の気温は午前6時で-3℃。

 

 当地域のこの時季の気温としてはこんなところかのう。

 

 

 

 

 

 既にマジックアワーが始まっているが、残念ながら沼とは反対方向でのう。沼とのコラボは撮れぬのじゃ。

 

 

 

 

 

 西の空には残月。

 

 

 

 

 

 暁暗の中を、霜を纏った枯れ葉を踏みしめながら沼へ降りて行く。

 

 

 

 

 

しめしめ。今朝も凍結してくれたわい。

 

朝焼けを反映してか氷はうっすらと染まっているのう。

 

 

 

 

 

 

竹藪や土手の辺りが徐々に明るくなってきた。

 

 

 

 

 

しかし沼は薄暗い。ここはまだ夜が終わらぬようじゃのう。

 

 

 

 

 

 大自然が作り出したアートは今朝も健在じゃ。

 

 

 

 

 

 

 この見事な彫刻刀さばき。

 

 

 

 

 

 林の上部から徐々に朝の光が射して来たわい。

 

 

 

 

 

 陽の当たった林が映り込んで、氷も色づいて来た。

 

 

 

 

 

 

 お天道様の上昇とともに岸辺の枯れ草にも朝光が当たり出し、そのリフレクションが氷を黄金色に染め上げてくれたわい。

 

 

 

 

 

 

 やっとお天道様がお出ましになった。

 

 山が近いためになかなかご尊顔に拝することが出来ぬのじゃ。

 

 

 

 

 

 途端に薄氷にもお天道様のお恵みが。

 

 

 

 

 

 

日陰の氷でも亀裂の部分には陽が当たって染まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 日中では見られぬ光景じゃ。

 

 

 

 

 

 この時間帯はワシにとって至福のひととき。

 

 

 

 

 

 

お天道様の上昇とともに日常の景色が戻って来たようじゃ。

 

それではそろそろ引き上げるとしようかのう。

 

かと言ってそう簡単にこのまま帰宅するわけではないぞえ。

 

これからこの近くにある別のスイレンの沼に行ってみようと思っているのじゃ。

 

その沼はすぐ目の前に高い森が聳えているため、ここよりもさらに日の出が遅れるからのう。

 

今から出掛けても間に合うのじゃ(多分😅)。

 

それでは(ヨタヨタと)急げ!

 

昨日からの車中泊で疲れているというのに、相変わらず困った老人じゃわい。

 

つづく

 

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