何でもない朝 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

何でもない朝

 

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 昨日は琵琶湖東岸で夕景を撮影した後、一旦は帰り支度を始めたのじゃよ。

 

 しかし老人の夜間運転は事故が多いからのう。

 

 思い直して枯蓮群生地近くの駐車場で車中泊したのじゃ。

 

 

 そしてその翌朝―。

 

 そのまま真っすぐ帰ればよいものを、せっかく車中泊までしたのじゃから枯蓮を覗かぬまま帰途に就くのが惜しくて惜しくて😭

 

 こちら東岸は夕日の名所じゃから朝景など撮っても仕方がないことは先刻承知しているのにのう。 

 

 相変わらずアホなカメじぃじゃわい。

 

 

 またもやカメラ担いでハスの群生地へヨタヨタと。

 

 やはり予想した如く、何の代り映えもせぬ風景が待っていたわい。

 

 

 

 地平線近くは厚い雲がたなびき、上空も薄い雲に覆われて日差しが弱い。

 

 これではお天道様の恩恵にはあずかれぬわのう。

 

 

 

 

 

 遠くに見える横のラインは偶然にも昨日見つけた‟幻の道”。

 

 今朝もあの道を渡る人影はないようじゃ。

 

 この時点ではまだ一昨年のように大々的に報道されていなかったからのう。

 

 しかしこの記事を書いている12月25日、改めてネット検索してみたら、ちょいとずつ‟幻の道”の情報がアップされていたのじゃよ。

 

 画像や映像にもここを渡っている衆が映っていたわい。

 

 

 

 

 

 こちらは枯蓮群を貫く謎の水路。

 

 

 

 

 

 枯蓮が揺らめく。

 

 

 

 

 

 朝の時間帯は鳥たちの動きが活発になるわい。

 

 

 

 

 

 

 

 あちらでも……

 

 

 

 

 

 こちらでも……。

 

 

 

 

 

 もう白鳥が渡ってきているのう。

 

 

 

 

 

 

 遠くには白鳥の群れが行儀よく一列に並んでござる。

 

 朝食の最中かのう。

 

 

 

 

 

 

 昨日も撮った枯蓮を今日もまたパチリ……。

 

 映り込みがなければどうと言うこともない枯蓮じゃがのう。

 

 実像と虚像が合体するとちょいとばかりフォトジェニックじゃ。

 

 

 

 

 

 少し場所を移動してみた。

 

 昔はこの辺りが有名な夕日の撮影ポイントだったのじゃよ。

 

 しかし数十年前の風水害でたくさんの浮島や木々が破壊されてしまってのう。

 

 

 

 

 

それ以来、風景写真家の姿をあまり見かけなくなった気がする。

 

 

 

 

 

 現在ではこの辺りでカメラを構えているのはデカいレンズを担いだ野鳥の写真家が多いようじゃ。

 

 

 

 

 

 これはその災害の痕跡のようじゃのう。

 

 

 

 

 

 右下にも折れて根元だけになった災害の爪痕が。

 

 

 

 

 

 手前の葦が伸びていて撮影の邪魔になるわい。

 

 

 

 

 

どこもかしこも朝は鳥の姿が多いのう。

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくウロウロしてみたが、どうと言うこともない画像ばかりになってしまったわい。

 

 夜間運転を避けて車中泊したばかりに、皆の衆もこんな何の変哲もない写真を見せられてご迷惑をお掛けしてしまったのう。

 

 いつの日か一世一代の大傑作を撮って、皆の衆に償いをさせていただきたいものじゃ😁

 

 

 

 おしまい

 

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