冬を求めて
無断転用禁止
1月中旬ごろのことじゃ。
TVを視るともなく視ていたら、お天気ねえさんが宣っていたのじゃよ。
「明日の朝が気温の底になりそうです。これからは徐々に気温が上がって暖かくなるでしょう」
なんじゃと?
こりゃいかん。
わしゃ今年になってから冬らしい光景をまだ撮っていないのじゃ。
こうなったら雪はあきらめるにしても、何とか冬らしい景色を撮らぬと格好がつかぬぞえ。
明朝が冷え込むというのなら、手っ取り早いところで今から近所のダム湖にでも行ってみるか。
冬の欠片だけでもちょいとは見つけられるかもしれぬわい。
…と、早速いつものようにコンビニ弁当を買い込んで、車を走らせたというわけじゃ。
駐車場から階段を下りて河川敷へヨタヨタと。
どうということもない冬ざれの景色が広がっているばかりじゃ。
いつもの「現場」へ来てみると、遠くには雪山が。
昨年の暮れ、睡蓮の沼からも見えた雪山じゃ。
むむむ?
上空には幾筋もの白煙が?
こりゃあブルーインパルスではないかえ?
昨年の11月にはブルーインパルスがワシの住処の上空を通って行った(11月22日投稿)が、またもや飛んでくるとは知らなかったのう。
水際に近づいた途端、目の前からいきなり水鳥の群れが飛び立ってびっくり仰天。
今日は水位が上がっているわい。
いつもは見える中州の砂地も水の中じゃ。
お天道様は徐々に西の彼方へ。
山際は大分薄暗くなってきた。
ややっ!?
ブルーインパルスがまだいる?
そんな馬鹿なことがあるはずはないじゃろうて。
肉眼で見た時は訳が分からなかったのじゃが、あとから画像を見て納得したわい。
多分、皆の衆もすぐお分かりになったことと思うが、「?」と思われた衆は次回までお待ちくだされ。
意地の悪いことを言うようじゃが、夕方のこの時間帯では正体がはっきり見えぬのじゃ。
朝(次回)になればその正体がよ~く分かるからのう。
湖畔の信号機が支流の河口に映り込む。
とっぷり陽が暮れて、迫る宵闇。
この時間帯はさすがにブルーインパルスの姿は見えなくなったのう。
それではワシもこの辺りで”動くホテル‶目指してトボトボと。
余分なオマケ
行きつけの整骨院で見かけた観音竹の花。
何十年に一度しか咲かぬ珍しい花だというが、
ここの竹は2年前にも咲いて話題になったのじゃ。
短期間で2度も咲くとは超珍しい現象かもしれぬわい。
つづく
無断転用禁止













