琵琶湖畔夕景色 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

琵琶湖畔夕景色

 

無断転用禁止

 

撮影日 6月12日

 

 今朝(前回)は思わぬ大失策を犯してしまってのう。

 

 せっかく前日から車中泊までして琵琶湖西岸の朝景を撮影しようとしたのに、あろうことか寝過ごしてせっかくのチャンスを逃してしまったのじゃ。(前回)

 

 しかしこのまま手ぶらで帰ることなぞ出来るわけがない。

 

 何とか借りを返してやろうと、西岸は早々に見切りをつけてその足で今度は東岸までやって来たのじゃ。

 

 東岸へ来るといつも車中泊する”定宿‟の駐車場でしばらく休んだ後、日没間近になるのを見計らって撮影ポイントまで歩いて行ったわい。

 

 ヨタヨタ、トボトボ…。

 

 歩くこと約5分。

 

 こんな近距離でも腰痛持ちの老人にとってはかなりの重労働じゃ。

 

 

 

 

着いてみると湖面はすでにほんのり黄昏色に染まっている。

 

今年もハスが顔を出してきたのう。

 

 

 

 

 

 葉のふちが黄金色に染まり出した。

 

 

 

 

 

わしゃ葉っぱが出始めたこのころの光景が好きなのじゃ。

 

もうしばらくして花が咲くころになると葉っぱがやたら増えてきて、水面が見えぬぐらいになってしまうからのう。

 

あまり密集しない今の方が水生植物らしくて風情があるわい。

 

花は咲いて欲しいが葉っぱは増えて欲しくない。

 

相変らず勝手な愚痴ばかりこぼすカメじいじゃ。

 

 

 

 

 

花が咲くのはいつ頃になるじゃろうか。

 

ブロ友のaqa-Marinさんのお宅のハスはもう咲き始めているのじゃがのう(6月22日現在)。

 

ただしこの琵琶湖の撮影は6月12日時点の話じゃから誤解なきように。

 

 

 

 

 

お天道さまが地平線に近づくにつれて葉っぱの茜色がますます濃くなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 葉が全体に染まって来たのう。

 

 

 

 

 

花はなくともまんざら悪い光景ではないわい。

 

 

 

 

 

 

間もなく日没じゃ。

 

 

 

 

 

 暫しのお別れじゃわい。

 

 

 

 

 

 マジックアワーがやって来た。

 

 

 

 

 

 湖面も真っ赤じゃ。

 

 

 

 

 

いつものことじゃがこの時間帯は何となく寂寥感が漂うのう。

 

 

 

 

 

 マイホームへお帰りのようじゃな。

 

 

 

 

 

 葉っぱに溜まった水玉模様。

 

 

 

 

 

こちらにも。

 

 

 

 

 

 お前さん、まだウロウロしていたのかいな。

 

 早うねぐらへ帰らぬと家族が心配するぞえ。

 

 

 

 

 

湖面には夕焼けの名残がうっすらと。

 

 

 

 

 

 

さ~て。

 

 ワシも今夜はこの辺りで店じまいとするかのう。

 

 

 

 

 

 この時季は夏至に向けて日の暮れがおそくなってくるから”動くホテル‟へのチェックインも遅くなる。

 

 ふたたび駐車場へ向かってヨタヨタ、トボトボ。

 

 

 

 

 

 駐車場から眺めた夕月。

 

 

 

 

 今朝は大失敗をしてしまったが、何とか夕景は撮れたことじゃし、ちょいとは挽回できたかのう。

 

 これからもここへは折を見てちょくちょくお邪魔するつもりじゃ。ハスの成長過程を枯蓮になるまで見届けたいのじゃよ。 


 とりあえず今夜はこの駐車場で車中泊じゃ。

 

 泊ったところで朝の東岸は何もないのじゃが老人の夜間運転は避けたいからのう。

 

 こんな老人が3時間も夜間運転しようものならロクなことはないに決まっているわい。

 

 

 

そんな事より今夜はここでゆっくりして、お待ちかねの

🍺🍱で乾杯じゃ。

ダウン

     

                

 

 

おしまい

 

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