春が逝くVol.1 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

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春が逝くVol.1

 

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撮影日 2024.04.07

 

 昨日は池畔の春模様を、傍にあるお寺の桜のライトアップの光を利用して夜間撮影しようと意気込んで出かけたのじゃがのう。

 

 しかし不覚にも予備バッテリーを忘れてきて、あえなく撃沈してしまったわい(詳細は前回で)。

 

 今夜はライトアップされる最終日じゃからのう。

 

 是が非でも出かけて来るぞえ。

 

 この日を逃したらまた一年先じゃ。

 

 一年先…?

 

 そんな先までこの体がモツ保証は誰もしてくれぬわい。

 

 …となると、行くのは今じゃ!

 

 

 

 前回で忘れた予備のバッテリーを今日こそは忘れまいと、前日から枕元に山ほど積み上げて眠ったわい(ジョーダン)。

 

 

 

池の様子は昨日とあまり変わりはない。

 

 

 

 

 

やはり落ち椿が少ないのう。

 

彩がないとちょいと寂しいわえ。

 

 

 

 

 

咲いている花が少ないのじゃから落ち椿が少ないのは当たり前かもしれぬわい。

 

 

 

 

 

 もう10年以上も前の話じゃが、桜の花びらが池面を埋め尽くすほどに散り敷いたことがあってのう。

 

 

 

 

 

 散り敷いた花びらの上に椿がぽたりぽたりと落ちて、得も言われぬ光景じゃったわい。

 

 最近はそんな光景をとんと見掛けなくなってしまったのう。

 

 

 

 

 

 今日もそよそよと春風が池面を撫でて行く。

 

 

 

 

 

 それにつれて花びらも動き始めたわい。

 

 

 

 

 

 池じゃとて取り込み口もあるし出口もあるのじゃから多少の流れもあるし、風の強弱、方向などと相まって動きが微妙に変わる。

 

 

 

 

 

 それにシャッタースピードも影響するからのう。

 

 

 

 

 

 撮って見るまで結果は分からぬわい。

 

 

 

 

 

 そこがまた面白いところでもあるのじゃがのう。

 

 

 

 

 

 変わり映えせぬ画像ばかりが続いてしまうわい。

 

 

 

 

 

 しかしこれでも結構苦労して撮っているのじゃぞえ。

 

 

 

 

 

 こんなヨタヘロ老人が重い三脚とカメラを持って…

 

 

 

 

 

 あっちへウロウロ…

 

 

 

 

 

 こっちへヨタヨタ。

 

 

 

 

 

これからが夜間撮影の本番じゃというのに…

 

 

 

 

 

 本番の前にもうグロッキーじゃ。

 

 

 

 

 

 そんな事ではまずいぞえ。

 

 

 

 

 

 本番前にくたばってしまったのでは話にならぬわい。

 

 

 

 

 

 

夕方が来るまで一旦車へ戻って一休みして来るとしようかのう。

 

 

ヨタヨタ、トボトボ。

 

 

疲れたぁ~

 

 

つづく

 

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