夜明け前の琵琶湖 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

夜明け前の琵琶湖

 

無断転用禁止

 

撮影日・2024.03.30

 

 琵琶湖畔で黄砂の朝景を撮ろうと車中泊した翌朝午前5時。

 

 アラームで目が覚めた。

 

 眠いわい。

 

 当たり前じゃ。

 

 夜中になぞウロウロとお月様なぞ撮るからじゃよ。

 

 

 

 外へ出て周りを見渡してみた。

 

 水平線近くに黒雲が湧いているぞえ。

 

 こいつが一番邪魔者なのじゃよ。

 

 こんな雲があったのでは日の出直後のお天道様なぞ拝謁できぬではないかえ。

 

 

 

 

 それにしても期待するような黄砂は一向に現れぬ。

 

 遠くの方は何となく霞んではいるのじゃがのう。

 

 この程度の霞は黄砂ではなくてもちょくちょく見られるわい。

 

 

 何度も繰り返すようじゃが、わしゃこんな光景が撮りたいのじゃ。

約20年前の撮影

 

 

 

 

 

 真夜中に撮影したお月様が西の彼方に沈んで行く。

 

 

 

 

 お隣りのキャンプ場はまだ寝静まっているようじゃ。

 

 

 

 

今朝はここから黄砂の日の出を撮ってやろうと、昨日目星をつけておいた一本木の前へやって来た。

 

 

 

 

 

すると!

😨こりゃどうしたことじゃ!

 

木の根元に夕べまであった水たまりが空っぽになっているではないかえ!

 

わしゃあの水たまりをポイントにして、一世一代の名作を撮るつもりでいたのじゃよ!

 

どうしてくれるのじゃ😭

 

あの水たまりは一夜にして乾いてしまったのじゃのう。

 

 

 

 

 こちらの水たまりはまだ残っているというのにのう。

 

 皮肉なものじゃわい。

 

 

 

 

 しかたがない。

 

 気を取り直してこの辺りから撮るとするかのう。

 

 

 

 

 寄せては返す波模様も美しいが…

 

 

 

 

 ガラス板のような湖面もわしゃ好きじゃわい。

 

 

 

 

 北の方はまだ暗い。

 

 暗い方角はシャッタ―スピードを小細工しなくとも自然にスローシャッターになるわい。

 

 

 

 

 夜間には幻想的な灯を放ってくれた標識灯も、朝になるとやはり邪魔じゃのう。

 

 

 

 

 しかもちょうど日の出の方角に鎮座しているから余計に邪魔じゃ。

 

 あの標識灯、どこかへ移動してくれぬかのう。🤪

 

 

 

 

 

 相変らず身勝手なことばかり言いおって。

 

 観光船や漁師の衆の身にもなっておくれ😠

 

 

 

 

 遠くが靄っているのは果たして黄砂のせいなのかのう。

 

 わしゃ目も開けられぬほどの盛大な黄砂を期待していたのじゃがこりゃ大外れじゃ。(アホ)

 

 昔撮ったあの写真のような状況が欲しいのじゃ。

 

 

 

 

 

 とにかく日の出までにはまだ間がある。

 

 辺りをふらふら歩いてみるか。

 

 

 

 

昨日も撮ったポツンと佇むスイセン。

 

 

 

 

ちょいとアングルを変えてもう一枚。

 

 

 

 

 

 遠くの船を撮っていると…

 

 

 

 うむむむ?

 知らぬ間にお天道様がお出ましになっているぞえ。

 

 色が薄くて気が付かなかったわい。

 

 黄砂のせいか、それとも雲か、霞なのか…。

 

 それにしても標識灯がやっぱり邪魔じゃのう。

 

 慌てて邪魔ものを避けて移動して行ったわい。

 

 ヨタヨタ…。

 

 トボトボ…。

 

つづく

 

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