ぶらりネタ探し
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撮影 2024.02.09
あちらこちらから春の便りが聞かれるようになったこのごろじゃのう。
しかしワシの近辺では一向に春らしい光景は目にしないのじゃよ。
かと言って冬らしい時季はもう過ぎ去ったようじゃしのう。
まったく中途半端な時季じゃわい。
仕方がないからしばらくは巣ごもりの日々を送っていたのじゃが、これでは老いた体がますます萎えるばかりじゃ。
そこで暇つぶしがてら、あてどもなくウロウロしてみたというわけじゃわい。
辺りの森はまだまだ冬枯れのままじゃ。
小さな沼ではカワウが一羽、ぼんやり（？）佇んでいた。
時々羽を広げては乾かしている。
山あいを流れる川の周辺にも春の息吹は感じられぬわい。
河畔の岩の上に鎮座する観音菩薩像。
岩の上には賽銭が。
ここは夏になれば睡蓮の咲く沼なのじゃが、この時季は空っぽじゃ。
以前は冬でも枯れ睡蓮が残っていたのじゃがのう。
代わりに枯れ尾花や…
棒切れがポツンと顔を出しているだけじゃ。
何の愛想もない沼じゃのう。
そこでふと思い出したのじゃよ。
この近辺のお寺の庭に睡蓮の池があったことをのう。
こんな睡蓮が咲いている池じゃったわい。（2015.05撮影）
今の時季では花はもちろん咲いていないが、枯れ睡蓮の痕跡ぐらいはあると思ってのう。
早速行ってみたのじゃよ。
ところが…😨
行ってみると睡蓮どころか、かつての池の半分ほどは砂利道に変わってしまっていて、残った池にも睡蓮なぞきれいさっぱり無くなってしまっていたのじゃ。
ちょうどお庫裡さんらしき女性が庭で子供を遊ばせていたから尋ねてみたのじゃよ。
その女性が宣うには、勝手口への道が狭くて不便じゃったから池を半分ほど潰して砂利道にしたのだと。
残った睡蓮もその時に全部処分してしまったらしい。
「・・・」
😫
最近、なぜかワシの行くところは通行止やら閉鎖してしまったところが多くなってのう。
行楽客やカメラマンが往来する目の前で堂々とテントを張っている衆も目にするし、それに加えて熊出没などのニュースを耳にすると、ワシの行き場はますます少のうなってしまったわい。
しかしこのままおめおめと退散するわけにはまいらぬぞえ。
こうなったら久しぶりにヌートリアの棲むあの公園へ行ってみるか。
ヌートリアなら熊よりマシじゃわい。
高速道路と一般道で1時間ほどの距離じゃ。
今から行けば日が暮れるまでには帰宅できるわい。
善（？）は急げじゃ。
それ行け、やれ行け❣❣
つづく
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