ブナ林霧氷 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

ブナ林霧氷

 

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 11月末のことじゃ。

 

 昨日から車中泊しながらTVを視ていたら、お天気ねえさんが今朝は冷え込むと言っていたのじゃ。

 

 確かに今朝は予報通り冷え冷えとした朝を迎えたわい。

 

 しかし車中泊した森では大して冬らしい景色が見られなかったからのう。

 

 もう諦めて帰途に就いたのじゃが、もしやと思って途中のブナ林へ寄ってみると…

 

 

 

 ほほう!

 

 やっぱり霧氷じゃ。

 

 11月に霧氷が付くのは、この地方では珍しい気がするわい。

 

 

 

 

 あまり盛大な霧氷ではないが、こんな早い時期に出るとは思わなかったぞえ。

 

 このブナ林は風の通り道になっているのか、冬にはかなりの確率で霧氷が出現するのじゃよ。

 

 

 

 

 こうなると分かっていればここで車中泊したのにのう。

 

 うまくゆけば朝一番の光に照らされて紅く染まった霧氷が見られたかもしれぬわい。

 

 

 

 

 林の中へ入って行った。

 

 

 

 

やはり大した霧氷ではないのう。

 

 

 

 

 車中泊したあの森でいつまでも粘っているうちに融けてしまったのかもしれぬ。

 

 ここに霧氷出現の可能性があることをもうちょいと早く思いつけばよかったのにのう。やっぱりわしゃボケ老人間違いなしじゃ。

 

 

 

 

 もうちょいと新鮮なモミジが欲しいのう。

 

 

 

 

 雑草も白くなっている。

 

 

 

 

 

 

霧氷が付いて松が淡緑色になっているわい。

 

 

 

 

 

バックが暗いとわずかな霧氷でもよく目立つ。

 

 

 

 

林の落ち葉もうっすらと。

 

 

 

 

 しかし時間が遅いせいか、ほとんど融けてしまったようじゃ。

 

 

 

 

 

 めぼしいエモノはあまりなかったのう。

 

 そろそろ帰るとするわい。

 

 本格的な霧氷ができるころ、また来てみるとしようかのう。

 

 

 

 

 帰路の途中、遠くに風力発電所の風車が見えた。

 

 あの辺りは真白になっているわい。

 

 しかしあの道は通せんぼを喰らってしまっているからのう。

 

 残念じゃが仕方がない。

 

 

 

 

帰路の途中で性懲りもなくまたパチリ、パチリ。

 

 

 

 

逆光に映える苔が美しい。

 

 

 

 

河畔の黄葉が流れを染める。

 

 

 

 

 

 

 秋色に染まった流れを最後に今回の撮影行きはおしまいにしようわい。

 

 

 

 

 

こんな時間でもまだ1℃じゃ。

 

この時期としては冷え込んだほうかのう。

 

しかし本格的な冷え込みはこれからじゃぞえ。

 

もっともっと冷え込んで冬らしい景色をワシに見せておくれ。

 

おしまい

 

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