四季彩彩
思い出写真2023-3
無断転用禁止
相変わらず暑い毎日が続くのう。
その上、人出の多いお盆休みも重なって、この数日間というものエアコンつきっぱなしの部屋から一歩も出られぬ日々が続いているのじゃ。
さらにTVでは連日のように台風襲来をやかましく言い立てるものじゃから、覚悟を決めて待ち構えていたのじゃが何のことはない、雨も風もほとんど気付かぬうちに通り過ぎて行ったわい。
ありがたいことじゃが日中は窓を開け放って、時々流れてくるそよ風を楽しんでいたぐらいじゃった。
災害に遭われた衆には申し訳ないぐらい平穏な15、16日じゃったわい。
しかし当地方はこのあと台風が去ってもパッとせぬ天候が続くらしい。
昔のように台風一過の日本晴れというわけにはまいらぬのじゃのう。
となると、まだしばらくは撮影行きもままならぬ日々が続きそうじゃわい。
そこで仕方がないからまたもや奥の手じゃ。
昔々の写真を引っ張り出して、暇つぶしにブログ更新をすることにしたというわけじゃ。
例によって撮影日時も撮影場所も何の脈絡もない画像を、季節順に並べてみただけじゃがのう。
もしかすると既に使用済みの画像も混ざってしまっているかもしれぬが、この半ボケ老人に免じてどうかお許しくだされや。
さて季節は冬真っ只中…。
-15℃以下になった極寒の高原で車中泊した翌朝、東の空が紅に染まった。
周りの草木は霧氷に覆われ、遠くの山々も真っ白の雪化粧じゃ。
こちらは別の高原。
晴れ渡った朝空にはストライプ状の雲。寒いには違いないがさわやかな朝じゃ。
辺り一面モノクロの冬景色の中で、ひときわ目を引く鮮やかな彩りの木の実を見つけた。
高原で車中泊した朝、目を覚ますと、もう4月になっているというのに辺り一面に銀世界が広がっていてびっくり仰天。
ヒメオドリコソウが積雪にもめげす、ひょっこり顔をのぞかせていたわい。
あちらこちらで芽吹きの始まる季節になった。
ここの蓮池でも高齢者集団の中へ若者が仲間入りしてきたぞえ。世代交代じゃのう。
湖上に佇む樹木にも春は忘れずやって来たわい。
春爛漫。桜もハナモモも満開じゃ。
霧に包まれた高原にひっそりと咲いたつつじが、早く撮ってと言わぬばかりに晴れ姿をアピールしていたわい。
晩春。
小さな流れに椿が散り始めた。
公園の池には花筏。
春が逝くのう。
撮影地から帰る途中で見かけたサギ。
カメラの位置を移動してお天道様の中へ入れ込んでやったわい。
新緑に埋め尽くされた御射鹿池(ミシャカイケ)。
この池は東山魁夷画伯の「緑響く」のモデルとなったと言われる池じゃ。
池のほとりを白馬が歩んでいるあの名画じゃわい。
渓流にはヒメレンゲが岩肌にまとわりついていた。
立ち枯れの木々を縫うようにして進んでいくカヌー。
わしもカヌーに乗ってあそこから撮影てみたいものじゃ。
きっと面白い写真が撮れるじゃろうのう。
ここは通称「モネの池」。
昔は人知れずひっそりと佇んでいた名もない池だったのじゃが、モネの描く睡蓮の池に似ていると評判になり、「モネの池」としてネットなどで広く知られるようになったらしい。
有名になるにしたがって付近には広大な駐車場が作られ、観光バスまで押しかけて連日満員の大賑わいとなってしまったわい。
霧に包まれた牧場には黄色い小さな花が咲き乱れていた。
山の中腹で車中泊の夜。
退屈しのぎにカメラを取り出したわい。
中央の灯りは下界を通る道路際の食事処の灯りじゃ。
近くの木々はヘッドランプで照らしてやったわい。
そろそろ秋の気配が忍び寄る。
モミジも日一日と緑から赤へ。
そして秋真っ盛り。
錦織りなす高原の湖上。
渓流にはもう落ち葉が散り始めた。
池には花筏ならぬ紅葉筏。
残り葉が霜を纏うようになったわい。
間もなくまた冬がやってくるのう。
夜の木曾御嶽山に噴煙が上がる。
多数の犠牲者が出たあの噴火からもう何ヶ月も経ったというのにまだ煙は収まらぬ(2014年当時)。
鎮魂の夜ー![]()
おしまい
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