高原の朝 前編・なんでもない夜明け | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

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風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

高原の朝 前編

 

なんでもない夜明け

 

無断転用禁止

 

 地球規模で続く異常な猛暑を避けて、長野県の高ボッチ高原と鉢伏山へ避暑を兼ねて撮影に行ったのじゃ(前回)。

 

 

 その夜は鉢伏山へ登る途中の空き地で車中泊し、翌朝午前4時に目を覚ました。

 

 気温は18℃。

 

 Tシャツ一枚では寒いわい。

 

 もう一枚重ね着をして鉢伏山へ向けて出発じゃ。

 

 

 

 

 昨日のロケハンで確認しておいた撮影ポイントへやって来た。

 

 辺りはまだ薄暗い。

 

 高ボッチ方面には霧が沸き上がっているわい。

 

 しかし残念ながらこの撮影ポイントは東も西も高い山で空が遮られていてのう。

 

 平地の地平線付近でよく見られるような紅色の空は期待できぬのじゃよ。

 

 

 

 

 こちらが東じゃが、あの山にさえぎられて下界が見下ろせぬ。

 

 いわゆるマジックアワーの幻想的な朝ドラは見られぬということじゃ。

 

 

 

 

 

下界では今ごろきっと何かすばらしい光景が広がっているかもしれぬぞえ。

 

見えないとなると余計な妄想が膨らむばかりじゃ。

 

 

 

 

 紅色の空はあきらめて、朝の光が南側の斜面を谷底に向かって入ってくるのを待つことにするわい。

 

 

 

 

 東空がゆっくりと色づいてきた。

 

 ますます下界を覗いてみたくなるわい。

 

 あきらめの悪いカメじいじゃのう。

 

 

 

 

 うっすらと染まる千切れ雲。

 

 下界では何かいいことが起こっているぞえ🧐

 

 それほど気になるのならあの山のてっぺんまで行って覗いてみたらどうじゃ?🤪

 

 

 

 高ボッチ方面の霧は次から次へと湧き上がってくる。

 

 

 

 

 霧はひと山越えて反対側の谷間に向かって流れだした。

 

 

 

 

 絶え間なく流れて行く霧。

 

 

 

 

 この辺りがピークのようじゃわい。

 

 ここへ朝の光が射し込んで、霧が紅色に染まってくれぬかのう。

 

 何ともならぬことをまだ言いおって😠

 

 相変わらずあきらめの悪い輩じゃのう😩

 

 

 

 

 

 上方の霧が途切れて、高ボッチ高原に建っている電波塔が見えてきた。

 

 

 

 

 今ごろになってちょいとばかり染まってきたわい。

 

 もう遅いというのに😫

 

 

 

 

 西側の林にも朝の光が当たってきたわい。

 

 

 

 

 やっと谷底の木々に朝のお恵みが届いてきたぞえ。

 

 

 

 

 徐々に谷底に向かって光が伸びて行く。

 

 

 

 

山の側面も明るくなってきた。

 

 

 

 

 やっとお天道様のお出ましじゃ。

 

 

 

 

 突然、斜面に一条の光が走った

 

 

 

 

 手前の斜面にも。

 

 …などと斜面の方ばかりに目を向けていたのじゃが…。

 

 

 

 

 下の方を見ると先ほどの霧がまだ残っているところがあるわい。

 

 もしやすると戻る途中の林の辺りにも残っているかもしれぬのう。

 

 もうちょいとここで粘ってみたい気もするのじゃが、あの霧が気になってきたわい。

 

 

 

 

 お天道様も天空高くお昇りなったことじゃし、フォトジェニックな光景にもならなかったからのう。 

 

少々中途半端じゃがここはもう撤退して、下の霧の様子を見に行ってみようわい。

 

 

 …と大急ぎで三脚を片付け、車に乗り込もうとしたら、草むらの中に何やらきらりと光る物体が…。

ダウン

 余分なおまけ

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ダウン

 

何のことはない。

 

カーブミラーが外れて草むらに埋もれかかっていたのじゃわい。

 

早く直しておかぬと事故が起こるかもしれぬぞえ。

 

 

 

 

 

それではここはオサラバじゃ。

 

高ボッチ方面へ降りて行くぞえ。

 

霧がまだ残っていてくれるといいがのう。

 

それ、急げやいそげ。

🚗ダッシュダッシュダッシュ

 

つづく

 

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