霧ヶ峰の冬～思い出写真
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しばらくぶりじゃわい。
正月以来、わしゃあ雪を待っているのじゃがのう。
大雪で散々苦労されている地域もあるというのに、ワシの地域ではちっとも⛇マークにお目に掛かれないのじゃよ。
降雪を待ち望んでいるなぞという人間はスキー場かワシぐらいのものかも知れぬわい。
雪景色が撮れぬのなら仕方がない。せめて昔々の冬の写真でも引っ張り出して懐かしんでみようと思うてのう。
そこで取り出したのが長野県・霧ヶ峰高原の冬バージョンじゃ。
この高原へは数年前までは折に触れてよく出掛けたものじゃが、毎年々々撮影しているうちに同じような写真ばかり溜まってしまってのう。
新鮮味がなくなって、最近はとんとご無沙汰してしまっているのじゃよ。
霧ヶ峰の降雪量はかなり多いのじゃが、高原を縦断する道路（ビーナスライン）は除雪が行き届いていてのう。
ワシのような年寄りでもアプローチが比較的楽じゃから気軽に出かけたものじゃった。
何のストーリーもないブログじゃが、思いつくままに画像を並べてみたわい。
既にに投稿済みの画像があるかも知れぬが、年寄りに免じてご容赦くだされや。
霧ヶ峰へ来ると嫌でもまず富士山が目につく。
いつも言っていることじゃが、わしゃあ富士山にはあまり興味がないのじゃよ。
しかしいったん目にすれば必ず撮らずにはおられぬ不思議な魅力がある山じゃわい。
以下の４枚はほとんど同じ位置から撮影したものじゃが、撮影日時や天候によってかなり印象が変わって来るのう。
ちなみに４枚の写真に写っている手前の稜線は、八ヶ岳連峰の裾野じゃ。
高原の未明。
お月さまが雪原の彼方に沈む。
代わって今度はお天道様の出番が近づいた。
雲海も紅色に染まって・・・
厳寒の一日が今日も始まるわい。
日の出とともに染まる朝霧。
ちょいとだけダイヤモンドダストじゃ。
次の３枚は同じ場所からの朝景。
やはり日時や天候で印象が変わるのう。
冬の霧ヶ峰はかなりの確率で霧氷が出現する。
青空に映える白い樹々。
霧氷はもちろん氷点下の世界じゃが、撮影している本人はさほど寒さを感じないのじゃわい。
その代わり指先が冷たくて凍ってしまいそうじゃ。
厚手の手袋はカメラ操作の邪魔になるし…。
指先の保温はどうしておられるのか、どなたか教えてくださらぬかのう。
まだ夕方には間があるというのに…
早くもお月さまがお昇りじゃ。
やっと黄昏れて来た。
お天道様は西の彼方へ。
雪原の向こうには夕照の八ヶ岳連峰。
雪山が染まる光景は、朝のモルゲンロートに対して夕方はアーベンロートと言うらしいのう。
宵闇じゃ。
車中泊の夜。
退屈しのぎにカメラを取り出したー。
むむっ？ 夜空を横切る正体不明の光！
流星か、はたまた人工衛星か。
こちらの正体は分かるぞえ。
雪不足のスキー場が徹夜で人工雪を作っているのじゃ。
作業現場の灯りが霧に反射しているわい。
満天の星空の下、凍夜は深々と更けて行く。
明朝の晴れを祈りながら
😴
おしまい
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