紅葉を求めて | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

紅葉を求めて

 

無断転用禁止

 

 

 この時季になるとあちらこちらから紅葉の便りが聞こえて来るのう。

 

 しかしワシの近辺の紅葉は、例年では10月下旬から12月に掛けてが見ごろになるのじゃよ。

 

 じゃから今日(10月19日)はまだ早いと内心では思いながらも、新聞テレビなどで騒がれると、何だかむずむずしてきてしまってのう。

 

 とうとう我慢が出来なくなって、様子を見がてら出かけてしまったというわけじゃ。

 

 

 

 

 

 やって来たのはワシの近辺では真っ先に紅葉するという、標高1300~1400メートル前後の高原なのじゃがのう。

 

 案の定、まだ早いようじゃわい。所々では紅葉しているのじゃが。

 

 

 

 この木などかなりの見ごろを迎えているのう。

 

 

 

 

 水辺でも所々紅葉しているところもあるのじゃが・・・

 

 

 

 

 この辺りではまだ青々しているわい。

 

 

 

 

 ・・・かと思えば早くも落葉してしまっているところもあって様々じゃ。

 

 

 

 

 

 実はワシの今日のお目当ては丘の上に立つこの一本木だったのじゃ。ダウン

 この木が真っ赤に紅葉するところが見たくてのう。

 

 

 

 

しかしいくら何でもこれではまだ早すぎるわのう。

 

また出直すことになりそうじゃな。

 

 

 

 しかし・・・

 

せっかく今日はここまでやって来たのじゃ。

 

 このまま引き返すのも芸がないわい。

 

 そこであっちへウロウロ、こっちへヨタヨタとエモノを捜しまわっているうちに・・・

 

 そうじゃ!🤩

 

 

 この高原にはチカラシバが群生している場所があったわい。

 

 ・・・と、やっと次なるエモノに思い当たったのじゃ。

 

善(?)は急げ!

 

早速その草原にやって来た。

 

 

 これがチカラシバじゃが、特別きれいでもないし可愛くもない植物じゃ。

 

 しかし朝の光を浴びると、様相はまた変わってくるじゃろうからのう。

 

 

 

 

ススキもいいのう。

 

 

 

 

 よしよし。決まったぞえ。

 

 明朝は朝光に輝くチカラシバとススキの撮影じゃ。

 

 

 

 

ただしチカラシバが服などに触れると、所かまわず棘がくっついてしまい、取り除くのが大変じゃから撮影には気をつけなければのう。

 

 

 

 

 

 この草原にはこんな赤土が露出している箇所があちらこちらにあるのじゃよ。

 

 これは数年前にサイクリングロードを作るとかで、無残にも掘り起こされてしまった跡なのじゃよ。

 

 しかしその後、工事はなぜか中断したままになっている。

 

 なぜこんな無駄なことをしたのかのう。

 

 こんなに掘り起こされてしまったお陰で、この赤土が撮影の邪魔になって仕方がないのじゃ。カメラマニアにとっては腹立たしいことじゃわい。

 

 

 

 

 

  陽が傾いて影が長くなってきた。

 

 

 

 

 ・・・と思う間もなくもう日没じゃ。

 

 

 

 

 ここは谷底になっていて、しかも目の前には山が聳えているからのう。

 

 そのため空が黄昏色にならないうちにお天道さまはお隠れになってしまうのじゃよ。

 

 

 

 

 空はまだ青空じゃが、雲は染まってきたわい。

 

 

 

 

雲がどんどん流れて行く。

 

上空は強風が吹いているようじゃ。


 

 

 

 

 

 

ようやく夕方らしい空になってきた。

 

 

 

 

 これが最後の夕焼け雲じゃったわい。

 

 

 

 

間もなく宵闇じゃ。

 

 

 

 

 一番星また見つけたぞえ。

 

 

 

 

 さ~て。こんなところでそろそろワシも‟専用ホテル”にチェックインするかのう。

 

 

 

 

 午後7時半で8℃じゃ。

 

 こりゃ今夜はFFヒーターのお世話にならなきゃのう。

 

 ついこの間まで猛暑に責めさいなまれていたのがウソみたいじゃわい。

 

 それでは例によって早速🍺🍱で晩餐じゃ。

 

 ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ

 

つづく

 

無断転用禁止