「春の池 その2」の顛末 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

「春の池 その2」の顛末

 

 

 

 前々回にUPした池の桜や椿がその後どうなったのかが気になって仕方がないのじゃよ。

 

 この時季になると毎年、池畔を彩っているはずの椿が、先日はなぜか数輪咲いていただけじゃったからのう。

 

 あれから数日が経った今日ぐらいには、ひょっとすると椿が満開になり、桜も散り始めて、池面には花筏が見られるかもしれないと思ったのじゃよ。

 

 となれば、こりゃうかうかしていられないわい。

 

 …と早速、曇り空のある日の午後、日帰り撮影に出かけたというわけじゃ。

 

 目的地はわしの住処から約30分の距離じゃ。手軽に行けるからのう。

 

 

 

 しかし到着して池をひと目見るなり、わしゃあ即、Uターンしてしまいたくなったわい。

 

 

池の中はまるで空っぽなのじゃよ。

 

 桜が散ってしまっていることは覚悟していたが、その代わり池面は花びらで溢れていると思って来たのじゃよ。

 

 ところが何じゃい、この有様は!😫

 

 おまけに椿なんぞまるで咲いていないし、池の中もすっからかんじゃ。

 

 がっかりしたのなんのって。

 

 いったんはもうあきらめて車に戻ろうとしたのじゃよ。

 

 ところが池の畔に佇んでいるサギの姿を見かけたからのう。

 

 サギでも撮って、ちょいとうっぷんを晴らすことにするか。

 

 去年来た時も見掛けたのじゃが、あの時と同じサギかもしれないわい。

 

 このサギは人間慣れしているのか、あまり逃げようとしないのじゃ。

 

 

 

 

 

 

わしが今まで見たサギは、人間様の姿を見ると、あっという間に飛び去ってしまったのじゃがのう。

 

ところがこのサギはワシの存在なぞまるで無視しくさってござるのじゃ。

 

獲物を捕獲しようと一心不乱になっているのじゃろうのう。

 

鵜の目鷹の目…ではなかった、サギの目でじ~っと池面を注視したまま身じろぎひとつしないのじゃ。

 

 

 

 

微動だにしないからカメラには収めやすいがのう。

 

ただし同じ姿勢ばかりでは面白味に欠けるかも知れぬわい。

 

 

 

サギを撮ったついでに、池の中もちょいと覗いてみるか。どうせ暇じゃ。

 落ち椿も数輪あるにはあるが、しかし大分汚れているのう。

 

 

 

比較的新鮮な椿をみつけたわい。

 

 

 

やっぱり落花して間もないツバキのほうがきれいじゃ。

 

人間でもわしのような老人より若い方がいいもんのう。

 

 

 

 

 桜の花芯や花びらがハスの花托に纏わりついている。春の終焉じゃ。

 

 

 

 

 枯蓮に蜘蛛の糸が絡まって、桜の花芯らしきものがくっついているわい。

 


 

 

 

ハート型の枯蓮。

 

 

 

サギはまだ動こうともしない。粘るのう。

 

 

 

わしも撮影のときはこのサギの粘り腰を見習わなければのう。

 

撮影を中途半端であきらめてしまうと、思わぬシャッターチャンスを逃すことになりかねぬわい。

 

 

 

 

 一輪だけ残っていた椿の下を可愛らしい蕾が流れてきた。

 

 

 

  まだ初々しい蕾じゃ。

 

 

 

 

 晴れ姿を誇示こともなく蕾のまま落花してしまったのじゃのう。かわいそうに。

 

 

 

 

池の中を流れる花びらと椿の競演を長時間露光で撮るつもりだったのじゃが、ワシの目論見は大外れ。

 

 

 

 

何しろ池の中はほとんど空っぽじゃからのう。

 

こんな寂しい画像になってしうのもやむを得ないと言ったところか。

 

 

 

 

 

 まいった、まいった😫

 

 

 

 

 

菜の花も例年に比べて遅れているようじゃ。

 

 

 

  池から外れた場所にほんのちょいとばかり桜が残っていたのじゃが、これとて花芯が赤くなっているからのう。もう終わりの証しじゃわい。

 

 

 

 

駐車場の傍らにはまだ盛りの桜があった。「ボタン桜」の名札がついていたぞえ。

 

 

 

 今年はとうとう春のシャッターチャンスを逃してしまったようじゃ。

 

 

 

 ぽつりぽつりと雨も降ってきたことじゃし、そろそろ帰るか。

 

いつの間にかサギもいなくなったわい。

 

 

 車に乗り込んだら、フロントガラスには雨しずくとともにひとひらの花びらがへばり付いていたわい。

 

 せめてこの花びら、今日の土産にもらって帰るとしようかのう。

 

 それではまたのお目もじを楽しみにバイバイバイバイバイバイバイバイ

 

撮影 4月14日

 

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