オフシーズンの高ボッチ 2日目 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

オフシーズンの高ボッチ 2日目

 

 長野県塩尻市の高ボッチ高原の空き地で車中泊した翌未明じゃー。

 

 気温はかなり低いわい。夕べはヒーターのお世話になったぐらいじゃからのう。

 

 夏に向かって徐々に日の出時刻が早くなる。朝起きるのが大変じゃ。

 

 日の出が近づいてきたのう。

 

 お天道様はお出ましになられたのじゃが……

 

 しかし今日はこれといって撮りたいものがないのじゃわい。

 

 

 実はこの高原から尾根続きとなっている鉢伏山へ行く登山道の途中に、面白い形をした木が乱立している森があるのじゃよ。

2019年撮影

 アップ上の画像のように、道路の左右が対照的な形の林になっていてのう。

 左の直線的な林に対して右側の木は曲がり放題に曲がっているのじゃよ。

 

 どうしてこんなことになっているのか分らないが、今朝はこの森の朝模様でも撮ってみようかと、思い立ったのじゃ。

 

 あまり気乗りはしないのじゃが、ほかに何も思いつかないから仕方がないわい。

 

 

 その林へ行く途中にちらりと見えた諏訪湖と朝日を浴びる富士山。

 

 ここは例の人気の撮影ポイントとは違う場所じゃからあまり諏訪湖は見えない。

 

 いずれにしてもわしゃあ富士山と諏訪湖のコラボはもう本気で撮る気はないわい。その理由は前回述べた通りじゃ。

 

 

 林へ着いた。ちょうどお日様がお顔を出されたところじゃのう。 

 

 

 

 

 お日様に背を向けて、道路を挟んだ反対側の林を見ると、直線的な木々が朝日に輝いている。

 

 曲がりくねった木々の間を走り抜ける一条の光。

 

 ほんのちょいとだけ光芒が射し込んでいるのう。

 

 

 

 

 

 

 

幹についた苔や新芽が逆光に輝いている。

 

 

朝露が陽光に煌めく。

 

 

 大分粘ってみたがやっぱり大した写真は撮れなかったわい。まあ、半分は覚悟していたことじゃがのう。

 

 ぼつぼつ引きあげるとするか。

 

 ふたたび高ボッチへ戻ってきた。

今朝は晴れて北アルプスがよく見える。

 

  帰りに通り掛かった例のビューポイントには、だ~れもいない。

 

 秋から冬にかけての未明の混雑ぶりからすれば嘘みたいじゃ。

 

 そりゃあそうじゃわい。オフシーズンのこんな時間帯に撮るアホなマニアは居るわけがないわい。

 

 いや、一人だけ居たぞえ。このワシじゃ😖

 

 こりゃあ早々に退散しないと笑われるわい。ではサラバ、さらばじゃバイバイバイバイ

 

撮影 5月14日

 

 

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