無駄骨撮影記 その3 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

無駄骨撮影記 その3

 

 翌未明…。

 

 目を覚まして気温を見ると-2℃じゃ。

 -6℃ぐらいになれば面白い光景になるのじゃがのう。

 

 東は明るくなってきたのじゃが…

 この高原の東の方角にはこれといったポイントがないのじゃよ。

 

 山と空だけ撮ってもつまらないしのう。

 

 日の出前の西側はまだ薄暗い。

 

 

 霧氷が発生する気配なぞさらさらないわい。

 

 日の出じゃ。

 

 森の木々に光が射し込んできた。

 

  霧氷でもついていればさぞかし見事じゃろうにのう。

 

 

 雪面にも朝光が当たり始めた。

 

 日の出時刻が過ぎると、たちまち朝色が褪せていく。

 

 朝の低い光が雪の凹凸を際立たせる。

 

 

この足跡の獣は何じゃろうのう。

 

 それにしても昨日から変わり映えのしない似たような画像ばかりじゃわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな同じような画像ばかり撮るのはもう飽きたぞえ。

 

 

 しょうがない。

 

 こうなったら最後は自撮りじゃあグラサン

 情けないわい。さあ退散じゃ、退散じゃえーん

 

 

 ホントはこの道へ入って行きたかったのじゃよ。

  この先には朝の撮影によく行くポイントがあるのじゃ。

 

 この数年の間に冬になるとこういう標識があちらこちらに増えてしまったのう。カメラマニアの立場としては残念で仕方がないわい。

 

 などとぶつぶつボヤキながら帰途に就いたのじゃ。

 

 …が、

 

 このまま一目散に帰ればいいものを、よせばいいのにカメラバカはまたまた寄り道してしまったのじゃよえーん

 

つづく

 

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