水鳥集う蓮池と散紅葉
前回のつづき
琵琶湖西岸で朝の撮影が一段落ついたわい。
これから東岸へ出かけるぞえ。
今日は東岸からの夕景を撮るつもりなのじゃ。
しかし夕方までは暇じゃから、ついでに近くの蓮池へ寄って見ようと思っているのじゃわい。
池へ到着してみると駐車場には観光バスが…。
池畔には大勢の衆が双眼鏡やら望遠鏡を覗いている。
さては野鳥の観察じゃな。完全に「密」の状態で池を覗いているわい。
そう言えばここには水鳥観察用の小屋も立っていたのう。
人混みを避けて端っこの方から池を覗くと、池は半凍結の状態。
凍結していない部分を取り巻くように氷の上に無数の水鳥が座り込んで(?)いる。鳥も「密」状態じゃ。
ここにもまだ秋の名残が…。
面白いのう。池の周りを縁取りするように並んでござるわい。
枯蓮は葉っぱも花托も取れてしまって、ほとんど茎だけになってしまっているのう。
池を撮影しながら、ふと観察小屋の横を見ると、一本のモミジの木が立っていた。
その下を見ると、散ったばかりの落葉が雪の上で鮮やかな色を放っている。
今までも雪の上に散ったモミジは見たことがあるが、このように新鮮な散紅葉は初めてじゃ。
大抵は茶色に色あせてしまったモミジじゃったからのう。
こうなったら池はどうでもよくなったわい。
池より散紅葉じゃ。
雪の白と落ちたばかりの紅葉の紅。きれいじゃ。
落葉の温度で雪が溶けていくのじゃのう。葉っぱが雪の中にめり込んでいるわい。
思いがけなく雪上の散紅葉に出会えてルンルン気分じゃ。
さあ張り切って夕景を撮りに行くとしようかのう。
天気も上々じゃ。
つづく
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