湖畔の十三夜 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

湖畔の十三夜

 

 去る10月29日のことじゃ。

 

 大分古い話を持ち出して済まんのう。

 

 まあ年寄りのことじゃから勘弁してくだされ。

 

 テレビがその日は十三夜だと言っていた。  

 

 昔から十五夜の月を見た者は十三夜の月を見ないと縁起が悪いというよのう。

 

 となると、わしゃこの前の十五夜の月を撮影に行っているからのう。今夜の十三夜の月を見ないわけにはいかないのじゃ。縁起が悪いのは嫌じゃわい。

 

 

 早速、十五夜の月を撮りに行った例のダム湖へ出かけたぞえ。

 

 幸い今日は晴天じゃ。

 

 色づいて来た岸辺が西日を浴びて、湖面が映えているわい。

 

 

 

 

 

 左右の山の狭間の、ど真ん中から出る月を、大分以前から狙っているのじゃが、今日はそんなつもりはないのじゃ。十三夜の月を見ればそれでいいのじゃよ。

 

 一応、月の出の位置を検索してみると、今夜は左の山の上から出るらしい。

 

 

 大分陽が暮れてきたわい。

 

 おっと、お出ましになったぞえ。

 

 もうちょいと右からお出ましになるといいのじゃが・・・

 

 この位置からでは構図的にサマにならないわい。まあ贅沢は言えないけどのう。

 

 

  月の道が出来始めたのう。

 

 

 

 

 おお、立派なムーンロードじゃ。

 

 

 

 

 大分高くまでお昇りになったわい。

 

今夜はこんなところで引き揚げるとするかのう。

 

 今年は十五夜と十三夜のお月さまを両方とも拝ませてもらったことじゃし、 何か縁起のいいことが起こるかもしれないぞえてへぺろ

 

 

  池畔を通る道路は帰宅を急ぐ車で一杯じゃ。

 

 交差点付近の灯が水面で揺らぐ。

 

 

 

  わが住処へ到着じゃ。

 

  やっぱり屋根や電線だらけの住宅地から眺める月より湖畔の月の方がいいわい。
 

 それではまたのうバイバイバイバイ

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