前回のつづき
パワーショベル工事の真相パ
さて翌未明じゃ。
フムフム。晴れているわい。
これなら日の出の瞬間にはお日様の光が矢のように差し込んでくるぞえ。
そしてチカラシバがキラキラ輝いて… うむむむ![]()
思っただけでもワクワクするわい。
遠くの霧も染まり出したのう。
上空は不気味なぐらいの朝焼け雲じゃのう。いいぞえ、いいぞえ。
しかし山際に雲が出て来たのが気に入らないわい。
これではお日様の光が遮られてしまうぞえ。
朝焼けのお陰でチカラシバは色づいたけどのう。
一瞬、チラリと光が差したが…
すぐにまた薄雲に覆われてしまったわい。
どうもあの薄雲が邪魔じゃのう。
いつまで待っても光の矢は差し込んでこない。
おまけにこんな電柵?まで鎮座しているのじゃよ。
まあ管理側としてはそれなりの理由があってやったのじゃろうがのう。
しかしこれじゃあ景観が悪いこと夥しいわい。
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一見すると何でもない風景に見えるのじゃが…。
同じ場所をススキの間から覗いてみると、こんな具合じゃ。
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あ~あ。つまらんのう。
ワシの撮影ポイントが次から次へと無くなって行くわい。
お天道様の上昇につれて、日常見慣れた風景に戻ってしまった。
お天道様よ、今ごろになってピカピカ光ってくだされてももう遅いわい。
もう帰ろうかのう。
…と、車に乗り込もうとしたそのとき、作業着を着た男性が昨日も置いてあったショベルカーの方へ移動して行くのが見えた。
わしゃ近づいて行って尋ねたんじゃ。
「やたら掘り返してあるのじゃが、何の作業をしているのかのう?」
彼が答えてくれた。
「ここの高原は村が管理しているのですが、頼まれてサイクリングロードを作っているところです」
「・・・・・・
」
。
この村に限らず、どの自治体でも何とか自分の村、自分の町を少しでも活性化させようと、躍起になっている昨今じゃからのう。サイクリングロードもその一環というわけじゃろうのう。
そりゃサイクリングをする人は楽しくて村も活性化するじゃろうが、そのためには自然を破壊するのもやむを得ないというわけか。
カメラマニアの楽しみはどうなってしまうんじゃい!
またワシの撮影ポイントが一つ減ったわい😭
完
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