常珍寺という
お寺にある句碑、
坂の上にあり
階段を上っていく。
階段の登り口に芳賀町の
常珍寺の情報が書いてある、
天安二年(858年)の
開基とあり、
また延宝年間に
山崩れのため埋没、
その後再建とあり、
町指定文化財も
多くあるという。
階段を上って
山門をくぐると、
正面に本殿がある。
ここを左側に曲がり、
境内の途中に
句碑がたっている、
「観音の甍(いらか)見やりつ花くもり」
・ ・ ・ ・ ぐもり
と見る人もいるという。
出展・芭蕉発句全集 には
「観音のいらか見やりつ
花の雲」とある。
安定性の悪そうな
石の上に立っている、
中央側に
「観音の
左中上側に
「甍見やりつ
右下側に、たしか?
「花 ・ ・ ・
左下側なので
作者名か書家の名前?
句碑の裏側に
廻ってみると、
「文化二年(1805年)
初冬立(10月)
「旭山慈澄(?)代」
とある、
建立者名?
句碑には触れられないので、
また文字もくずしてあるので
読める人でないとわかりにくい。
芭蕉句碑の脇に、
もう一つ碑がある。
「地震太く轟き過ぎし
夜半にして 青春に入る
思ひひそけし
杉山隆」
とあるので延宝年間の
山崩れを忘れないように
残すための碑かな、
と思った。
常珍寺の句碑
2017年1月27日撮影
つづく
場所=
栃木県芳賀郡芳賀町
西水沼1236
天台宗瀧海山弘誓院
常珍寺