病気のこと「子宮筋腫と腹腔鏡下筋腫核摘出手術」 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

病気のことをどこまで詳しく書くか、結構迷っていた。婦人科系の病気だから、ちょっと恥ずかしいし。


でも、やっぱり多くの女性が同じ病気で悩み・迷い・つらい思いをしていることを知り、自分の体験を書くことで、同じ病気で苦しむ見知らぬ方々の助けになればと。私も、インターネットで病気や手術体験者のかたのブログなどを見て、とても、とても、参考になったので。


それから、今まだ若い女性の方にも、若くて元気なうちから注意してほしいな、同じつらさを味わうことがないといいなと思って。


私の先日の入院と手術は、「子宮筋腫」という病気で、「腹腔鏡下筋腫核摘出手術」という手術。子宮筋腫核を摘出しただけで、子宮はそのまま温存できる。


一言に「子宮筋腫」と言っても、出来る場所も、できる数も、出来方も、じつにいろいろなバラエティーがあるらしい。人それぞれなのだそう。


病院の対処もいろいろらしい。

同じ日に手術を受けた方は、大体がいくつかの病院で受診をしてみて、私の入院した病院にたどり着いていた。

「手術なんてしてもしょうがない」と言われた。

「ホルモン療法がいい」と言われた。

「開腹手術の必要がある」と言われた・・・・・。

などなど・・・・・で、納得のいく、治療が「腹腔鏡もしくは子宮鏡による開腹をしない手術」だったとのこと。


私の場合は、生理痛で七転八倒苦しんで、プノンペンででた診断が「子宮筋腫」、さらに念のため癌も含めて精密検査の必要あり。それでバンコクまで飛んで検査、結果「子宮筋腫、手術にて筋腫を摘出したほうがいい。迷わず、手術しなさい。」癌検査は、問題なし。


サード・オピニオンは日本。

日本の検査と診断がもっとも詳細だった。結果は「子宮筋腫と、画像からは明確には言えないが線筋症もすこしあるかもしれない」。ずっと数年前から貧血が重かったのは、たぶん、筋腫のせいだったのよ、と先生が言う。


バンコクの女医さんも感じが良かったけれど、日本で担当してくださった女医さんもとてもよかった。婦人科の病気というのは、メンタルな部分も侮れない。やっぱり技術ももちろんなんだけれども、相性とか、そういう心の機微がわかってもらえるドクターがいいと思う。私の行った病院はとてもよかった。同じ病気で悩んでいる方がいたら迷わず、お勧め。

http://www.shonan-ivf.com/index.html

外来は、ここで。不妊治療がメインのようだけど、婦人科もOK。

http://www.jikoukai.com/hospital/index.html

手術は本院のこちらで。小さい病院だけど、とにかく手術件数も多く、慣れているようで、とてもよかった。


速攻で手術に踏み切ったのは、海外保険の効く間にということもあるし、もちろんドクターからの勧めもあるけれど、最大の決め手は、MRI検査で見たときの筋腫という腫瘍の大きさにびっくり(5センチくらい)して、あんな異物が体内にあるのはイヤ!と思ったから。


手術を終えて、とった腫瘍の検査も終えて、診断名はやっぱり「子宮筋腫」で、悪性のものではなかったし、線筋症もなかった。ただ、内膜症っぽく、一部、子宮と周辺臓器との癒着があって、それも腹腔鏡下で剥離したのだそう。


術後にDVDで初めて見た自分の腹腔内。手術の様子。子宮を自分で見ることは健康だったらまずない。ピンク色できれいだった。縫った後の子宮はちょっと痛々しかったけど。


世の中には、子供が欲しくてもできないで頑張って治療している方々も多いことを今回の病気を通して知った。民主党が「子供手当」って騒いでいるけれど、子供がいる家庭だけに出る手当だけでなく、不妊治療に保険を適用するっていることも、ぜひ検討してほしいと思う。


ともあれ、世界中の全男性方は、毎月、毎月、命を育むために苦労をしている世界中の全女性をもっともっといたわるべしだわねぇ・・・。子供を持とうと持つまいと、毎月毎月、本当に女性は大変ですっ。


そして、女性の皆さん、「冷えは禁物」、本当に。

そして、そして、やっぱり、ストレス、過労、不規則な生活、この3点セットは大敵ですな。