2006年7月27日「クメール・デザート」 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

昨日、午後、いつもより早い時間に日本語を教えているクメールの学生たちがやってきた。

今日は、勉強はしないで、「ボンアエム(デザート)」を一緒に作りたいんです、という。

早速話がまとまり、市場へ買出しに行くものと、残って私のクメール語勉強を手伝う人に分かれて作業が開始した。

私がいつも日本語を教える代わりに、私のクメール語の発音の修正をしてもらっているのだ。


市場組は、すぐに戻ってきたので、みんなで「ボボー・ソンダエク(緑豆のおしるこ)」を作った。

ついでに買ってきたという、黒いゼリーも食べることにして・・・。


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ココナッツを絞り、ココナッツミルクをと取る。そして黒いゼリーは切る。

緑豆は洗って、煮る。タピオカは水につけてふやかしておく。


あれこれしゃべりながら、作業は進む。

あっというまにクメールのデザートが完成した。


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できた!2品。市場で買うのと違い、甘さ控えめ(それでも、だいぶドボドボと砂糖をいれていた)のクメール・デザート。みんなで、食べながら、あれこれまたおしゃべりに花が咲く。

なにか私の自宅は、サロン化?しているのかなと思いたくなる、雰囲気。


あれこれと身の回りが騒がしい昨今、いつも何をしていても、頭が休まずに常に考え事をしているような感じだ。寝ても寝た気がしない。クメール・スイーツを食べながらも、なんだか少し心がウワの空になっていた、私。「あまり、考え事をしないように」とよく友達に注意される。考えすぎなのだという。そうはいっても、この国、必死になればなるほど、頭を悩ますことばかり。日本はやっぱり平和で、秩序のある国だ。そんな国で仕事してくると、この国のやり方は、本当に頭が痛いのだ。


今朝は、少し朝寝坊をしてみた。起きて、自宅で少し仕事に取り掛かった。インスタントにお昼を食べて、例の若社長の事務所に押しかけ?ウェブ作成の作業を進めてきた。あまりに私が作業の遅延に不快感を示したので、今日は、さすがに必死にやってくれた。でも、「明日もやらねばなりません・・・・」今日で終わろう!と意気込んで私は行ったのだけれども、結局明日も行かねばならなくなった。感触では、「明日も完成しないだろうなー」と思うが、まあ、やれるところまでやろう。